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鴨、京都へ行く。-老舗旅館の女将日記-のJINのレビュー・感想・評価

3.1
(初回)
自分が京都人なので、京都の街並が見れるのは嬉しい。
でもこんな高そうな老舗旅館なんかとは縁がなかったけどね(笑)
ドラマの作りとしては王道パターン。
キャストがイマイチな気がするけど、とりあえず今後の展開を観てみたい。
今回の中で印象に残った言葉が「高級かどうかを決めるのはうちらやあらへん。お客様や」…これだけは正しいと。
今、自分は大阪に住んでるけども、大阪人の口から「京都でビジネスをするのは難しい」って話は何度も聞いた。
「京都人=腹黒い」説(笑)
主題歌、椎名林檎の『いろはにほへと』初めて聴いたけど、これなかなかイイ曲やね。
で、ドラマのサントラは誰が担当してるのかと思ったらJazztronik野崎良太だった。
最近こっち系の人達が音楽担当すること増えてきたのは嬉しいね。

松下奈緒の役がほんまに可愛げのない女で見ててものすごく腹立ってくる(笑)
プライドばっかり高くて意地っ張りで上から目線の女、嫌やわあ〜こんな女。
まあそんな負けん気の強さで以てどう変わって成長していくかが見所でもあるんやろうけどね。

「変わらへんという伝統を受け継いでこそ、新しいものが生まれます」
今回とてもイイ話だった。
最初はほんまにプライドが高いだけのイヤな女だった女将が、負けず嫌いもうまい感じに丸くなってきて、失敗にも愛嬌が見えて面白くなってきた。

(最終回)
松下奈緒が最初はなんちゅうやっちゃ!っていうクソムカつく女だったのが、根っからの負けず嫌いで失敗を重ねながらも乗り越えて、周りの人達に支えられ、感謝の気持ちともてなす歓びを知り、成長していく姿がちゃんと描かれてて面白かった。
若村麻由美が演じてた梅垣屋の女将なんかは、世間一般で言われる「京都人は腹黒い」っていう典型的なタイプやったね(笑) 
自分はそうゆう本音でハッキリもの言わない土地気質で育った反動で、ちょいちょい人前で爆発してたのを思い出す。
JIN

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