四畳半ガールのび太

ラスト・シンデレラの四畳半ガールのび太のレビュー・感想・評価

ラスト・シンデレラ(2013年製作のドラマ)
4.0
テラスハウス観たくてFOD加入したついでに視聴
中学生の時の思い出補正込みだとしても悪くないドラマだった。調べたところ、放送当時は放送開始後に人気になっていって、第7話まで連続で視聴率が上がったのはこの後すぐにあった半沢直樹に抜かれるまでは史上初?とかだったらしい。そんな人気だったのか!

・お色気要素について
ネットを見ていたところ、プロデューサーとしては「昨日のアレ観た!?」と古き良きテレビ的な話題のなり方を狙っていた側面もあったらしい。実際自分の実体験として、放送当時に中二だった男子校生徒としては少なくない
生徒が教室やSNSで話題にしていた記憶がある。いくつかの話は親に隠れてみたなあ。きっと同じ経験をしている人は少なくなはず。中学生当時の気持ちを思い出して、アラサーになった今も相も変わらずお世話になりました。三浦春馬が篠原涼子に対してアプローチして、篠原涼子が最初は躊躇うんだけどスイッチ外してむしろ積極的に絡んでいってた、9話くらいの冒頭が一番エチエチでした。あとおれみたいな童貞は一生シマさんが好き。

・キャラがいい
主人公:オッサン女子、というかオッサン化したアラフォー
シマさん:エロい、AVかと思った
影薄めの友人:所謂一般的な主婦っぽい立ち位置、序盤はレスに悩む
このバランスは色んな人の観たい要素を兼ね備えていそう。
篠原涼子の振る舞いがオッサンというか、トレンディーというのか、一昔前超えて二昔前な感じがするのがコミカルで楽しく観れた。

・藤木直人がいいやつすぎる。どう考えてもヒロトとくっつく方が幸せになれる。藤木直人好きな視聴者絶対多いだろ。ヒロト(三浦春馬)、プロポーズして指輪渡した後に「あぁ〜緊張したア!」とか言ってゲハゲハ笑ってたのなんか怖かったし。
でもヒロトも面接ポカしてセフレの嘘に付き合って様子見にいったりしてやるのはいいやつ

・結局女性主人公がタイプの違うイケメン2人から言い寄られる王道をみんな観たいのだ。
にしては、片方は実家太いのに甘えて(肉体労働バイトしてるけど)マイナースポーツやってるフリーターだし、片方は美容師だし。どっちもどっちだろという感じもする。ゆーても美容師はNY開店のオープニング店長任されるくらいなら割と強いか。独立したら稼ぎそう。金じゃあないんだな、ドラマは。

・てっちゃんの演技、確かに下手すぎるかも問題。
テラハ湘南編の中盤にて、本作に出演するてっちゃんの演技を住人と共に視聴し、今井華をはじめとする同居人からてっちゃんが無茶苦茶言われる名シーンがあるが、そこを意識して見ると確かにてっちゃんの演技は上手でないと言われても仕方ないなと、むしろ彼の存在があることで他の役者さんの演技っていつもは普通に観てたけどめちゃくちゃ上手なんだなと再認識するきっかけになった。てっちゃん、なんだかごめん。でも好きやで。
演技で言うと、演じてるキャラはやばいキャラだったけど菜々緒の演技が自分にはかなり上手に見えて驚いた。努力していたんだろうな。
ただ改めて菜々緒のキャラはやばすぎたな。

書き忘れていた。ココリコ遠藤の演技とキャラがめちゃくちゃよかった!!!!!すごくない!?と思った。LIFEで見ていて田中は好きだったけど、ココリコって2人ともお芝居上手だったんだなあ。


行き帰りに麻雀しながらとか気楽に観ていたら、1週間?くらいでバーっと観てしまった。中学生で見逃して以来ちゃんと観たかった作品を、やっと観られてよかった。2010年代初頭当時の空気感を思い出せる点を含めてよいドラマでした。
あと最近好きだった人の目元が篠原涼子に似ていると思った。かつてトレンディーでブイブイ言わせていた?篠原涼子ががんばっている姿を見れてよかった。
そして主題歌がいいよね!スターラブレイショーオー!!