このレビューはネタバレを含みます
ドロドロしていて基本的に面白かったのですが、
犯行理由が何だか…
「しんじはもういいんだ」と言われて衝動的に?
が、手紙では完璧な母親になりたいのに努力ではどうしようもできず、前の母親にも勝てず、みたいなことを書いていて、
どこの家でもあり得る、
殺すか殺さないかは止める人がいるかいないか、
と言いたいんだろうけど、あの家ならではの要素も後から全面に出されて
ちょっと焦点がボヤけている気がします。
(衝動的に至る理由がそれぞれの家庭にそれぞれある、ということなのかなぁ)
衝動的ならミステリーとして犯人と犯行理由を予想するのは困難だし、
あの母親ならではということなら伏線が少ない。
タイミングが後出しなのもなんだか…
原作はもう少し短編で人物描写も浅いようですね。
お父さんが次男に対してどうでもいい感じでお母さんが衝動的に、みたいで。
脚本家が話を広げたから少し不自然な感じがするのでしょうか。