このレビューはネタバレを含みます
今のところ全シーズン中1番面白かった。
特に今までにない主人公の愛する人であるヒロインが悪に寝返ってしまう、というかそういう風にさせられてしまう悲劇的な展開。
しかも色々知るとそこから紆余曲折してハッピーエンドってわけでもなさそう。この展開を考えたグリム・チームの人ホントにすごいな。
作品中に出てくる女子3人。改めて思うとジュリエットはきっと一番繊細だったんだと思う。唯一の人間だし。
まずアダリンド、この鋼のメンタルはさすが魔女。あんなにみんなに酷いことをしておいて(というかすべての元凶)ファイナル回でしれーっとみんなとテーブルを囲んでる感じ。嫌、現代人に欲しいこの図々しさ。
ロザリーはモンローとの強い絆もあるし、やっぱりヴェッセンだし強い。
そう考えるとジュリエットは人間だし不利すぎる。ジュリエット、評判悪いみたいだけど、自分はジュリエットの気持ちがよくわかるし彼女は被害者だと思うので嫌いになれない。魔女になってからはジュリエットに共感してしまって、悲しくなってしまった。
そもそもマリーの助言通りニックが別れていれば、ニックと出会っていなければあんな風にはならなかった。その上不可抗力とはいえアダリンドとの間に子供まで出来て荒れてしまう気持ちがすごくわかる。しかも、ニックのアダリンドに対する態度が明らかにやさしくなってるのを目の当たりにしちゃったし。
みんな突然アダリンド派になっちゃって酷いなって思ってしまった。やっぱりヴェッセンだからか、人間の気持ちがわからないんだろうか。
ニックも魔女の見た目が醜いからってあからさまに拒絶するの酷いよ。
わかりやす過ぎる。ニックをグリムに戻すための副作用なのにさ。
総括するとやっぱり、年長者の言うことは聞いといた方がだいたいの場合いい結末に終わるってことかな。
あと、エリック→ヴィクトル→ケネスと王家の敵が変わってきたけど、どんどん気品とか迫力とかオーラとかしょぼくなってる気がするのは気のせいかな??
最後のマイズナー、いいとこ持って行ったな。かっこよかった。