linen

ダウントン・アビー ファイナル・シーズンのlinenのレビュー・感想・評価

4.4
時代は1925年。貴族制度が時代に合わなくなり自分達の存在価値を自問自答する。共に執事やメイドの仕事は必要なのか…海外ドラマを何個か見ているけど、S6まで継続してネタ切れなく間延びなく話が深いドラマも珍しい。登場人物一人一人が主人公。最終シーズン、一話毎大事に鑑賞。

シビルを想って涙が止まらない。何はなくとも今シーズンでこそメアリーとイーディス姉妹の和解を願って止まない。愛嬌あるスプラットが俳優の小手さんに似てて親近感半端ない。パットモアのハプニングには私も大笑い。バローの深い悲しみに誰か寄り添って。モーズリーやっと認められて嬉しい。アンナがベイツにだけ見せる笑みが可愛い。1番はやはりバイオレット。彼女の凛とした生き方に倣うべき。侍女デンカーに言い放った言葉に苦笑「対立のたびに絶交してたら今頃私に友人はいないわ」。
シーズン通して、特にカップルの配役に拘りを感じる。ベイツとアンナの顔つきの系統が似ててお似合いだし、ローズやクローリー夫人等それぞれのお相手もお似合い。イーディスの歴代のお相手もイーディスの好みの路線を外さない。
まだまだ波乱万丈のストーリーを繋いで楽しませて欲しい。引き続き映画版鑑賞予定。
linen

linen