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ドン☆キホーテのshihonnnekoのレビュー・感想・評価

ドン☆キホーテ(2011年製作のドラマ)
5.0
ヤクザと児童福祉司の中身が入れ替わる話。冒頭の話の入り方好きだったな。笑える、面白い、入れ替わる前から二人とも変で面白いし入れ替わったあともお互いのキャラと環境の違いが生み出すギャップが面白い。本当はあんな強引にことを進められないはずなんだけどフィクションであることとヤクザキャラが乗っかってるからこそできる。いってしまえば児童福祉の理想みたいな感じ。そして成海璃子演じる不良少女もいずれ救われるんだろうなとなんとなく匂わせているというかほぼ確実にわかるのが今後の話を見たくさせる要因にもなっている。各回ラストの引っ張り方とか細部までこだわっている。都合のよいところがあってもそれを受け入れられる素晴らしい脚本。鮫島からは大人になったら忘れてしまう純粋さが垣間見えてそこがすごく好きだった。鮫島と子供、純粋な二人が絡んでいるとき、一番綺麗な世界ができあがる。だから毎話泣ける。最後までコメディに振り切って児童福祉の話も重くならないように描いている。最終話、どこまでもハッピーエンドで本当に良いドラマ。
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