上唇3世

仮面ライダーオーズ/OOOの上唇3世のネタバレレビュー・内容・結末

仮面ライダーオーズ/OOO(2010年製作のドラマ)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

2年ぶりぐらいに見返した。久々だよ〜〜〜オーズ。おもしれっ❗️
中弛み酷いてよく言われてるけど寧ろ中盤からギア入ってこない???鳥出てきて一気に上がってパンダヤミーで完全に入ったなて今回見てて思った。その後個人的にキタムランドとユニコーンで少し下がるんだけど後はもうずっとオモロい。駆け上がっていくだけ。グリード一掃セールはまあ…だけどおかげでプトティラのヤバさとバースの見せ場出来てるから全然ヨシ。おやつ感覚で人をセルメダルに変えてたガメルが1番ヤバい。ある意味1番欲望に忠実でグリードらしかったね…なんであんなメズールに懐いてたんだろね…グリード。ただのメダルの塊のくせにどいつもこいつも個性的すぎる。なんでこんな人間味溢れてんの???まじでグリードの設定大好き。平ラ敵の中で1番好き。誰よりも満たされる事を望んでるのに永遠に満たされない存在。そんなただのメダルの塊が満足して死ぬのが話として最高に綺麗すぎて大好き…
えいじくんとアンクの関係性がまじで絶妙すぎだしこれは靖子にしか書けんわと思うしえいじくんも靖子にしか書けないと思う。絶妙なキャラすぎる。終盤の海辺で殴り合うシーン大好き。セロテープチラチラ。えいじくんとヒナちゃんが一緒にいた時間の積み重ねでアンクに情が移ったように、アンクもまた、一緒にいた時間の積み重ねでえいじくん達に情が移ってるんだよね。ありがとうで満たされちゃったね…オーズはある意味ただのメダルの塊アンクが満足して逝くまでの話だからアンクにハマれなかったらそこまでじゃないだろうなと思う。自分はハマれたので終盤の人間味溢れるアンクでずっと泣いてた。特に誕生日と食いにきたの所は何度見ても必ず泣く。あれだけ終末思想を謳ってたドクターマァキィも最後キヨちゃんをちよこさんの所に送って(しかも自分風にカスタマイズして)伊達さんが言ってたみたいに自分が死んでも残るものがあるていうのを体現してて、生きることもまた欲望ていうオーズ全体のテーマを肯定的に表現してるなあ…て思った。繋がってるんだよね…震災の後に入れたメッセージなんだろうなと思うと更にグッと来るものがあります。
概ね良いけど今回見てて気になったのが終盤のお兄ちゃんはもう死にかけじゃないのにアンク憑いてられるの????だった。アンク復活の時首絞めて落としてたけどお兄ちゃんなんか悠長に喋ってたし気絶程度で体借りれるなら別にお兄ちゃんに拘る必要ないんじゃ…???て思ってしまった。好意的に解釈するならアンクの力が完全に戻ったので死にかけじゃなくても憑けるし力で抑え込めるようになった。長い事お兄ちゃんの体借りてたから馴染みすぎてそれじゃないとダメになった。て感じか…あと終盤お兄ちゃんの体にコアかセルか入れちゃってたと思うけどアレ結局どうなったんだろ???大丈夫なのかな???アンク離れた時点でメダルも無くなってるのか???まあでも〆は爽やかだしえいじくんも神様から人間に戻れたからヨシだね…落ちてる時もう助からないからいいよみたいな落ち着きすぎてるえいじくん一周回って怖かった。自分に対して無頓着すぎる…そう。オーズはえいじくんとアンクが人間になる話でもあったなと今回見てて思った。綺麗。
上唇3世

上唇3世