黄推しバナナ

ラーメン大好き小泉さんの黄推しバナナのレビュー・感想・評価

ラーメン大好き小泉さん(2015年製作のドラマ)
5.0
⚠そのシーズン分けで「スコア5.0〜1.0」の得点を付けていきます。

スコア5.0→全話鑑賞=絶賛オススメ!
スコア4.0→全話鑑賞=普通オススメ!
スコア3.0→全話鑑賞=少しオススメ!
スコア2.0→途中リタイア!
スコア1.0→1話リタイア!

映画のスコア付けとは少し違います。
ご了承下さい。

【2015年6月期ドラマ】

原作 : 鳴見なるの実写化TVドラマ作品。

漫画は連載当時から既刊10巻まで読破。

そもそも原作は、ラーメン大好きな小泉さんがラーメン巡りを繰り広げラーメンへの愛情をうんちくを交え説明する話。一話完結でストーリーが進む。メタファーを含んだこってり味のラーメン的では無く、あっさり味のラーメン的な作品。

だが、TVドラマは人間の心理的メタファーを含んでのラーメンの種類に当てはめて物語りが進む。
メタファーを含んだこってり味のラーメン的な作品なのである。

一杯目(第1話)二郎 :
大澤悠(美山加恋)が小泉さん(早見あかり)の硬く閉ざした心を崩す話を、ラーメン二郎 野猿街道店2の「大ブタ980円、ヤサイマシマシ、ニンニクマシマシ、アブカラメ」の超絶山盛りを切り崩して食べていく演出にテーマを掛けている。

ニ杯目(第2話)北極 :
頑固で意地っ張りな同級生・中村美沙(古畑星夏)を見兼ねて小泉さん(早見あかり)が、蒙古タンメン中本目黒店の「北極ラーメン830円、辛さ9」を食べ、モヤモヤな心のストレス発散と心の傷の涙を激辛という演出で包み隠してあげる演出がバエる。
中村美沙(古畑星夏)の「好きだったのに…ほんと辛すぎる…涙出てきちゃった…」のセリフが心をギュッと掴まれ、青春の1ページの心象風景を思い起こさせる。

三杯目(第3話)行列 :
大澤悠(美山加恋)、小泉さん(早見あかり)、中村美沙(古畑星夏)の3人がSoba Noodles 蔦の長蛇の列に並ぶ話で、中村美沙がこれ以上待てないと行列に脱落しようとするも、かつて惜しまれつつも閉店した、東池袋大勝軒、旭王ラーメン、の話を交えて小泉さんが説得する演出。
「今食べなきゃ、一生食べられない事もあるんです」
「その時後悔しても、もう遅いんです」
「一期一会ですよ、人生もラーメンも」

人との出会い
ラーメンとの出会い
一期一会の演出がバエる。

四杯目(第4話)転校 :
お別れ(転校)を匂わす大澤悠(美山加恋)。小泉さん(早見あかり)、中村美沙(古畑星夏)は大事な親友の大澤悠ためにラーメンを作るという険しい道を選ぶ。それは喜ぶ顔を見たいために。ラストにふさわしい心があたたまる回。エモい。

ドラマ版は原作と違って大澤悠(美山加恋)が主人公的立ち回りをしており、そこから物語が派生する演出が光る。

また原作には出てこない"ラーメン通のおじさんたち”尾道(小野ゆたか)、荻窪(田中英樹)、喜多方(村松利史)がラーメンを詳しく解説。周りのモブキャラがガッチリ作品をサポートしている。

そう言った原作とは違う要素(原作超え)で魅了してしまったTVドラマ作品の1つである。

これは、

監督 : 松木創
脚本 : 久馬歩、阿相クミコ
主題歌 :
「ラーメン大好き小泉さんの唄」
歌 : こぶしファクトリー

この化学反応の賜物!
超絶マッチしてエモい!
お腹が空くぐらいの影響力があるので、見てない方は是非見てほしい作品です。

見るの面倒くさいから、もっと詳しくレビューして欲しいですって…

「お断りします。」 by 小泉さん

それな!

①鑑賞年齢40代
②心に余裕鑑賞なし
③思い出補正なし
④記憶明確
黄推しバナナ

黄推しバナナ