１話目で、しかも始まって数秒で引き込まれた。
ハッカーを主人公に据えたスリリングなドラマというだけでなく、人が抱えている孤独にかなり鋭く突っ込んで描いているところがよかった。何回胸がきゅ～ってなって涙が出たことか。
主人公エリオットはかなり腕のいいハッカーだけど、傷つきやすくて脆くて今にも壊れてしまうんではないかと観てて思った。ラミ・マレックじゃなきゃ、こんなエリオットを造り上げられなかったと思うくらい雰囲気から何から凄かった。そして謎の男ミスター・ロボットを演じるクリスチャン・スレーターがかっこいい。タイレルもなかなか限界が見えなくて、どこまでやるのかハラハラした。奥さん怖い…
この時代、知らない方が幸せなのか知ってる方が幸せなのか。このドラマを観ると無知でいることがとてつもなく恐ろしく思える。弱味なんてすぐ見つけられて、簡単に人生を破滅させることだってできてしまうのかと思うと怖い。また、金を持つ者たちの傲慢さ、その人たちのために回っているような社会構造への批判がかなり辛辣な作品だった。
衝撃の展開以降つい最終話まで一気に観てしまったが、あんな終わり方じゃシーズン２も観ざるを得ないじゃないか。気になる…！
