LaserCatsさんの映画レビュー・感想・評価

LaserCats

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ミーン・ガールズ(2024年製作の映画)

3.6

リンジー・ローハン版は10年くらい前に一度観ただけだけど、アンガーリー・ライス、レネー・ラップ出演のミュージカル映画版も気にはなってたので観てみた。レネーさんは歌手としてしか知らなかったけどブロードウ>>続きを読む

エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.7

麻薬カルテルのボスが、自分らしく生きるために性適合手術を受けて新しい人生を生きようとするというストーリーをミュージカル仕立てで描く。
まず設定から気になっていた本作なのだが、実際に観てみると、トランス
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アンジェントルメン(2024年製作の映画)

3.7

007のモデルになった人が主人公とか、他の複数メンバーも実在の方だとか、実際の作戦を基にしているとかで、もっと詳しく知りたいなと思わせる題材だった。
命が軽視されてる感は否めないけど、ガイ・リッチー監
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楽日(2003年製作の映画)

3.8

メインの出来事といえば、映画館で映画を上映しているというだけなんだけど、こういう映画を作って、観た観客にも面白いと思わせることがすごいなぁと思った。
途中ちょっと寝落ちしかけてしまったが⋯。

ビヨンド・アワ・ケン(2004年製作の映画)

3.7

ダニエル・ウー演じる人でなしケンの前カノと今カノが仲良くなるという話だけど、ちょっと捻りが効いていて最後まで面白い。

FEMME フェム(2023年製作の映画)

3.7

どうしても観たい作品だったのでわざわざ名古屋茶屋まで行ってきた。
クィア・スリラー、クィアの復讐劇がメイン要素ではあるんだけど、主人公だけでなく加害者側の青年にも心を揺さぶられてしまった。あえて好青年
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

私的には映画が賑やかすぎてそこまでノレなかったけど、ミュージカル映画が作られてヒットすること自体は嬉しく思う。
主演2人はどちらも熱演だったけど、(別に舞台をまるごと観たことがあるわけではないけど)イ
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ベイビーガール(2024年製作の映画)

3.7

ニコール・キッドマン、ハリス・ディキンソン、アントニオ・バンデラスという好きな俳優が揃っているので楽しみだった作品。
映画の中の成り行きにスムーズについていけるかというと微妙な気もしたけど、俳優って凄
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教皇選挙(2024年製作の映画)

3.9

上質な映画という感じ。
展開も気になるし俳優たち熟練の演技に没頭させられるしコンクラーベの準備など細部も興味深かった。
また、聖職者といっても人間に過ぎないのだなと思ったり、一つの宗教でもこれだけ考え
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

3.7

決して面白くなかった訳では無い。
ただ、賞を取りまくっている作品ではあるけど、ショーン・ベイカーのベストはこれではない気がする。

ノー・アザー・ランド 故郷は他にない(2024年製作の映画)

3.9

これは絶対観に行きたいと思っていた作品。
ユダヤ人が迫害されてきた歴史はもちろん反省し語られ続けなくてはならないことだとは思うけど、でも他の宗教や民族の人たちを彼らが迫害してもいいという話ではないし、
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

3.8

正月休み明けからほぼ週7仕事で映画館になかなか行けなかったけど、まだ残務はあるけど一通り完了検査が終わったので、ひとまず滑り込みでブルータリストから鑑賞。
ブラディ・コーベットの監督作は「シークレット
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ファイアーブランド ヘンリー8世最後の妻(2023年製作の映画)

3.7

それまでの5人の王妃は処刑、追放あるいは出産で死亡という流れのあと、6番目の王妃となったキャサリン・パー。
その情報とキャスト(ジュード・ロウ、アリシア・ヴィキャンデル)に惹かれて観に行った。苦手な感
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

3.8

今年のオスカーはSuccession(まだ数話しか観てないが)の兄弟がともにノミネートされてますね。アプレンティスは時間的に観に行けるか微妙だけど、より気になっていたリアルペインを先に鑑賞。
これはキ
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ザ・ルーム・ネクスト・ドア(2024年製作の映画)

3.8

繁忙期の忙しさは年によるけど、今回の繁忙期は特に忙しいパターンになってしまって全然映画を観れていない。1月と2月は60日ずつくらいないと休みの日を作れない気がする…。
でも、今年の映画館1本目は、どう
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モンキービジネス おさるのジョージ著者の大冒険(2017年製作の映画)

-

2025年1本目は実家で。
おさるのジョージは実家に本があって、子どもの頃から好きな絵本シリーズ。最近のアニメの方じゃなくて本の絵の方のグッズを見かけるとつい買ってしまいがち。
作者夫婦は正反対の性格
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私の少女時代 Our Times(2015年製作の映画)

3.8

久しぶりにキュンキュンして悶えたり笑ったり泣いたり忙しかった。
青春ラブコメとして目新しい話かといえば特にそうではないんだけど、ポイントをきっちり押さえてくれていて、主人公たちも魅力的で、ほぼ文句無し
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太陽と桃の歌(2022年製作の映画)

-

社会の流れに翻弄される桃農家の家族のお話。
よい作品なんですが、嘘だろって自分で思うくらい寝てしまったのでスコアなしです。すみません。
幼い子どもたちの生き生きとした姿、言葉にせずとも思いやりが見える
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ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー(2023年製作の映画)

3.7

人に誘ってもらってマツザカヤホールでの無料上映会で鑑賞。変わった椅子だったが、結構楽だった。
ファッションデザイナーのドキュメンタリーは自分では選ばないジャンルだったけど、思ったより面白くて、観に行っ
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オールド・フォックス 11歳の選択(2023年製作の映画)

3.7

それまで自分の好き嫌いだけで考えていたところから、10代前半では自分のやってることの人間としての正しさについて考え始める年頃のように思うけど、この少年の場合、特に難しい選択を迫られる。
自分の損得や感
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運命のマッチアップ(2019年製作の映画)

3.7

家庭の事情等により軋轢が生じてしまった兄弟がバスケのライバルとして闘うことになるというお話。
バスケはよく分からないし、兄弟対決ものなら「ウォーリアー」だよなと思いつつ、そこまで重くなく、高校生の青春
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クラブゼロ(2023年製作の映画)

3.7

予告編で気になっていた作品。監督の「リトル・ジョー」も良かったので。

栄養学ってそういうことなのか?
食べ物を口に入れることを拒み出す学生たち。
資本主義や格差社会への抵抗だ、環境問題への対策だ、食
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恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

3.7

旬なキャストで気にはなっていたけど、邦題やポスターがあまりにもロマコメなので映画館に観に行くのを躊躇した作品。
2人とも魅力的だし、ロマコメのツボを十分に押さえてあって楽しめた。シェイクスピアの喜劇を
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太陽の少年 4Kレストア完全版(1994年製作の映画)

4.0

ずっと観たかったチアン・ウェンの監督作品。
少年の恋の物語を、ユーモアも苦々しさも交えて描く。
間違いなく面白かったのに中盤睡魔に負けてしまったのが悔しい。大分観逃してしまったシーンがあると思うので、
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我、邪で邪を制す(2023年製作の映画)

3.8

面白かった〜!
何度もなかなかの緊張感に襲われて少し疲れたけど、心地よい疲労感。
善人面して悪事を働いている人たちとか他の悪党よりは、良心を持っていることを感じさせる主人公。それでもこれまでやってきた
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ダグの特別な一日(2009年製作の映画)

3.7

ダグや〜。
前向き思考に救われているけど、相当可哀想。
出会えて本当によかったね。

カールじいさんの空飛ぶ家(2009年製作の映画)

3.8

何となく亡くなった祖父にカールじいさんの顔が似ていて辛いかなぁと思って観れてなかった作品。
評判が良いのは聞いていたけど、確かに良い話である。
思ったより物騒だったけど。

ノー・マンズ・ランド(2001年製作の映画)

3.8

無価値な殺し合い、分かり合えない世界に虚しくなる。
なお、映画の中で1番苛つくのは国連防護軍の偉い人だったりする。報道機関も美味しいネタが欲しいだけに見えるのが悲しい。

鯨が消えた入り江(2024年製作の映画)

3.7

イケメン×イケメンのロードムービーで景色も美しく、眼福でした。
お話としては結構ファンタジーではあるので納得がいくかは人それぞれな気もしますが、全体的に優しい雰囲気の作品。
この3日間は音楽の使い方が
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.8

一昨日の夜にたまたま予告編で観た“September”で頭を揺らす2人の後ろ姿が良すぎて、翌日映画館へ行った。
内容については感想が言葉に出来なかったので諦めた。他の方のレビューにきっと上手く書かれて
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.8

楽しみにしていた作品。
面白かったし、ニコラス・ケイジを堪能できるという点でもお勧めできる作品。やっぱり彼はいい俳優だなぁと再認識させてくれました。
作品としてはホラー味もあるけどテイスト的には割とコ
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狼が羊に恋をするとき(2012年製作の映画)

3.7

とてもとても可愛い映画でした。
撮るのに手間がかかったんじゃないかな。
テスト用紙のイラストでコミュニケーション取るの、コピー屋さんとしては駄目な気がするけど、映画的には素敵でしたね。
お目当てクー・
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台北アフタースクール/成功補習班(2023年製作の映画)

3.7

監督の実際の恩師をもとにした、予備校講師と生徒たちのお話。
ながら見でカップラーメンを食べるシーンが印象に残りますが、そんな笑わせ方含め台湾らしい青春コメディで、これもまた良い作品でした。
私は観てて
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君のためのタイムリープ/私を月に連れてって(2017年製作の映画)

3.7

結構コメディ要素強めなのにきっちり感動させてくれて、かつ爽やかな台湾の青春コメディ。
昔好きだった女の子が夢破れて独りで死んでいってしまい、彼女の命を救うために主人公が20年前の高校生に戻って夢を諦め
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エンジェル・アット・マイ・テーブル 2Kレストア(1990年製作の映画)

3.8

ジェーン・カンピオン監督作品。
これは私も配信リクエストを送ったような記憶…。

何となく子どもがかわいい感じの映画なのかなと思っていたら、ヒロインの人生を小学時代からじっくり描いていく感じで、成長し
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フルムーン・イン・ニューヨーク デジタル・リマスター版(1989年製作の映画)

3.6

香港映画祭2024、6本目。
スタンリー・クワン監督の1989年の作品ですがこれが初鑑賞。
ニューヨークで出会う香港、台湾、大陸出身の3人の女性を描いた作品。序盤の歩道のシーンでのマギー・チャンの行動
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