泣きすぎて頭が痛い。
自分が加害者の親なら、やっぱりこの父親と同じように、殺人者であろうと何だろうと、生きていてほしいと願うだろう。
でも、被害者の親なら、加害者には生きていてほしくないと思うだろう。
「心を殺すのと身体を殺すの、どっちが悪いの?」
「ハムスターや猫を殺しても捕まらないのに、どうして人間を殺したら捕まるの?」
答えのないこの題材を、とても真摯に丁寧に作り上げたスタッフキャストの皆さんには感服するばかり。
翼くん役の子は新人ということだけど、この難しい役にしっかり向き合っていて、本当に素晴らしいお芝居をしていました。
ただ一つ明らかに答えが出ていることとしては、加害者のプライバシーは守られ、被害者のプライバシーはさらされ放題であるということ。
これだけは本当にずっと言われているし、ネットで簡単に出てきてしまう時代でもあるのに、何故法改正されないのか、マスコミは自重しないのか(するわけないか)、本当になんとかしてほしい。