脚本自体はかなり優れていて、スコアで言えば4.0以上の面白い作品だと思います。
ただシーズン2に関しては、内容がかなり残酷な点があり、それがどうしても引っかかりました。
未発達な若者に深刻な肉体的ダメージを与え、心に大きな傷を負わせ、耐えられないほどの重荷を背負わせる。
たとえ人間的に成長していく過程を描いたものだとしても、ここまで過酷にする必要があったのか、疑問に感じるのです。
初代「ベスト・キッド」でミヤギさんがもたらした空手道の精神は、シリーズそのものに宿る大切なもの。
敵となるコブラ会視点の話であっても、大事にして欲しいなと思います。
シーズン1はその崇高さとアウトローのバランスが上手くとれていたのですが、シーズン2は一線を超えてしまったような印象があるため、秀逸な作品であることを踏まえたうえで、あえて1.1のスコアにしました。
