侍戦隊シンケンジャーの45の情報・感想・評価

エピソード45
影武者
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鈴木パンナコッタ

鈴木パンナコッタ

侍戦隊シンケンジャー 第45話 影武者 1年間の積み重ねの総決算。何と言っても、悪人がいないところがスゴい。もちろん丹波が憎まれ役として振る舞うが、子供への状況理解の補助線+感情の導線+重くしすぎないためのコメディリリーフといった面が強い。殿は純粋に人の世を守るという使命のために人生の全てを失う。 現代では違和感のある殿と家臣という身分設定を内面の問題(個々人の覚悟)に置き換えた序盤から、「使命のためにはどこまで人間性を捨てるべきか?」という命題に展開。何もかも失った殿はついに、人間性を捨て去った腑破十臓と同じ立場に。どこまでも丁寧に殿を追い込んでいく練り込まれた面白さ。 ここで松坂桃李の演技が本当に良くて。「本当に全て失ったんだ」ということを表情で見せる。人斬りにしか興味のない十臓は、逆に言えばそれ以外を捨てたということで、殿との因縁を言葉ではなく演技で伝える。ここまでの緊張感は、他ではちょっと見れない。
わかな

わかな

最初は1番反抗してた千明が丈瑠しか殿と思えないって言ってるのが泣けるなあ… 最後の丈瑠、めちゃくちゃ清々しい顔してる😭😭