【記録】
本ドラマのマーベルヒーローは、やさぐれ系探偵女性(PTSD付)という大胆さ。ヒーローモノというよりハードボイルド探偵モノの系譜の作品になります。
何と言っても特筆すべきは自由自在に人を操る悪役の造形で、これがとにかく素晴らしい。「果たしてこんなチートな敵をどうやって倒すのか!?」と言ってもそんなにロジカルに倒す訳ではないのでガッカリ。
作品全体の雰囲気やルックは最高なのだが、どうにも話運びが鈍重。「無理に13話やらなくていいのに」と思う展開のための展開が多々あるという問題はあるが、余りにもダウナーでやさぐれなヒーロー誕生譚としては他に類を見ないので一見の価値はあります。