茶一郎さんの映画レビュー・感想・評価

茶一郎

茶一郎

映画を教養としてお勉強、日々精進。
23歳、つくばでお笑いの団体を運営しています
ドラマの記録も頑張ります
「映画鑑賞のための映画鑑賞」
劇場鑑賞メインで、後はその予習のための鑑賞としています
無言フォロー失礼致しますm(_ _)m

映画(1320)
ドラマ(89)

処女の泉(1960年製作の映画)

4.3

 ホラー映画界の巨匠ウェス・クレイブン氏の監督デビュー作『鮮血の美学』が元にした事で有名な本作『処女の泉』。ベルイマンは、この『処女の泉』(1960)と次作『鏡の中にある如く』(1961)で2年連続ア>>続きを読む

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

4.3

 「『魔術師』の魔術披露前夜、『ファニーとアレクサンデル』1部のクリスマスの夜、ベルイマン作品の夜に愚かな男とクレバーな女性が登場すれば決まってエロスなコメディ、艶笑落語的喜劇が完成します。そんな「エ>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

4.1

 本作『夏の遊び』は世界三代巨匠イングマール・ベルイマン監督初期の傑作で、ベルイマン監督の代表作にして、偏屈な老人が自分の過去を回顧する事で現在の愛の重要性に気付き孤独から解放されるという「俺の人生、>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

 ゴージャス!煌びやか!これが本当の「豪華すぎてかたじけない」な『オーシャンズ8』。
 本作は『オーシャンと11人の仲間たち』、そしてそのリメイク『オーシャンズ11』のキャラクターを男性から全て女性に
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.4

 「トムがんばったで大賞2018」の会場がこちら『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。VFXの発達により表現の限界は無くなり、もう「映像」で純粋に驚く事が出来なくなってしまった今の時代に、世>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

 「ヒーローは遅れてくる」と言わんばかりに、前作『Mr.インクレディブル』から、まさかの14年ぶりの続編!『インクレディブル・ファミリー』!
 『スター・ウォーズ Ep6』から『〜Ep1』までの16年
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.3

 アニメ界の天才にして苦労人ブラッド・バード監督が、ディズニー・ピクサーで手掛けた初めて「ヒト」が主人公のアニメーションは、スーパーヒーロモノ。
 『カールじいさんの空飛ぶ家』では「人の肌」、最新作『
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.3

 アクション、コメディ、爆発、ロードムービー、沢山の車を破壊するカーアクション、ロバート・デ・ニーロ、ハリウッド製娯楽作に欲しいものが全て詰まっている映画『ミッドナイト・ラン』

 ロバート・デ・ニー
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

 メキシコとアメリカとの国境麻薬戦争の全貌が把握し切れない混沌さをテーマとしたスリラー『ボーダーライン』。
 先住民から土地を奪った白人たちが今度は金持ちに土地を奪われているという、アメリカン・ドリー
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.1

 奇跡の邦画『カメラを止めるな!』と奇しくも同日に公開された本作『グリグスビー・ベア』もまた、創作についての映画であり、非常に感動的な語り口で「モノ作り」の大事さを教えてくれる作品でした。
 
 汚染
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

 「これはロックン・ロールの寓話」なんて堅苦しい冒頭はさておいて、まさしく一曲の荒々しいロックのように駆け抜ける一夜!
 『トップガン』、『フットルース』を代表とする1980年代に登場したMTV連動作
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未来のミライ(2018年製作の映画)

3.4

 妹・ミライちゃんが生まれた事で、ママとパパの愛情を独り占めできなくなった甘えん坊のくんちゃんが、ある日、自分を「お兄ちゃん」と呼ぶ成長したミライちゃんと出会い……
 そんな粗筋を見て、待望の細田守監
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カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.5

 これほどまでに劇場が大爆笑の渦に包まれた映画を体験した事はありません。
 そして、その大爆笑の源が「創作する事の楽しさ」映画を撮る事の楽しさに直結してるのですから、この『カメラを止めるな!』は凄い。
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ファイナル・デスティネーション(2000年製作の映画)

3.4

 よくよく考えれば「人間の死亡率は100%」なので当たり前なのですが、その「死の運命」自体が殺人鬼というアイディアを真っ正面からホラーに取り込んだ画期的なサスペンス・ホラーシリーズ1作目『ファイナル・>>続きを読む

ジュラシック・ワールド 炎の王国(2018年製作の映画)

4.0

 『〜炎の王国』などという副題が吹き飛ぶほどに、臨界点を超えに超える『ジュラシック・パーク』リブート作二作目『ジュラシック・ワールド 堕ちた王国(原題:Fallen Kingdom)』。この「王国」と>>続きを読む

フランケンシュタイン(1931年製作の映画)

4.1

 説明不要な最も重要なモンスター映画の一つ。「フランケ〜ン」「いいよー」なんてお笑いのネタが出てきた日には頭を抱えましたが、それもこれもメアリー・シェリーの重厚な文学小説をポップに映像化した本作『フラ>>続きを読む

コンドル(1975年製作の映画)

4.1

 ポリティカル・サスペンスの金字塔! 『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』でキャプテン・アメリカが本作『コンドル』の主人公コンドルと同じように追い詰められたと思ったら、そのコンドルを演じた>>続きを読む

スプラッシュ(1984年製作の映画)

3.6

  兎にも角にもヒロイン人魚姫を演じたダリル・ハンナが、最高に、それはもう最高に可愛い一本。ディズニーの大人向け実写映画を製作するタッチストーン・ピクチャーズ最初の一本で、実にディズニーが世に出した最>>続きを読む

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.6

 VFX史の更新はもちろん、「純粋無垢」な子供を助ける過程で恐竜が鳥に進化するように主人公が父親になるまでを描く、実にスピルバーグらしいモチーフを語った『ジュラシック・パーク』から一変、一作目の水差し>>続きを読む

ラッシュ/プライドと友情(2013年製作の映画)

4.3

 酒飲み、女好き、短気、どんなに危ないレースも突っ走る天才走り屋、野生児のジェームズ・ハント。一方で冷静沈着、「走るコンピューター」の異名を持つ頭脳派天才走り屋のニキ・ラウダ。実に「好敵手」と書いて「>>続きを読む

ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー(2018年製作の映画)

4.0

 40年以上に謎に包まれていた台詞「ケッセル・ランまで12パーセクで飛んだ」を広げに広げるスター・ウォーズ設定大喜利ハン・ソロ編『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』。
 「銀河一のパイロット」
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ウィロー(1988年製作の映画)

3.8

 世界の運命が小人族の男に託される大ファンタジー作『ウィロー』は、かのジョージ・ルーカス原作兼製作、第二の『スター・ウォーズ』とも言える(と言ったら色々な人に怒られそうな)超大作です。

 邪悪な女王
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女と男の観覧車(2017年製作の映画)

3.8

 下から上がって、ようやく綺麗な景色を見られたと思ったら、また下に戻る、結果的に何も進まない、その観覧車の運動さながらのどうしようもない中年女性の悲劇を描く『女と男の観覧車』。
 御歳82にして毎年映
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カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

4.2

 スクリーンからキャラクターが飛び出す、昨今の3Dや4DXなど目じゃない、映画の魔法が生み出すラブロマンスとコメディを描く『カイロの紫のバラ』。
 大恐慌時代における低賃金労働、夫からの暴言・暴力、悲
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ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.8

 男が「いつからゲームをやっている!?」と女に狼狽しながら怒鳴るシーンが特に明確で、この『ファントム・スレッド』は恋愛における男女のパワーバランスについて、恋愛というゲームを女性の闘いとして描く、恋愛>>続きを読む

オンリー・ザ・ブレイブ(2017年製作の映画)

3.8

 ジョシュ・ブローリン、ジェフ・ブリッジスというアメリカいぶし銀二大俳優が詰まった渋すぎる本作『オンリー・ザ・ブレイブ』は、『〜インフィニティ・ウォー』で歴代最高の悪役・サノスを演じたジョシュ・ブロー>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

4.3

 「サスペンスの神様」ヒッチコックによるアメリカ進出映画。タイタニック号についての映画企画が頓挫、まさに沈没し、この『レベッカ』の製作に至りました。
 そんな本作『レベッカ』はヒロインの結婚から始まる
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ワンダー 君は太陽(2017年製作の映画)

4.0

 『ワンダー 君は太陽』これがいわゆる障がい者を主人公とする泣かせの物語を揶揄する「感動ポルノ」的な様相を越えた、非常に見事な作品でした。

 顔が変形する遺伝性の病気・トリーチャーコリンズ症候群に苦
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忘れじの面影(1948年製作の映画)

4.4

 愚かな男と、純真な女性、二人の悲劇。本作『忘れじの面影』は今まで他者、特に異性と不誠実に接して来た人にしてみれば、下手なホラーよりも怖いラブロマンスに見えるかもしれません。

 プレイボーイのピアニ
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輪舞(1950年製作の映画)

4.5

【記録】巡る巡る、タイトル『輪舞』の通り沢山の男女が踊り手を変えるように巡らせていく恋愛模様を、こちらも踊るようなカメラワークで捉える、とにかく楽しい作品。

 しばしば映画におけるカメラワークを表現
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ガス燈(1944年製作の映画)

4.3

 「夫がそんな事をするはずが無い」。主人公ポーラ(イングリッド・バーグマンが美しい!)は、お金持ちの紳士グレゴリーから求婚。出会って二週間で結婚し、ポーラのロンドンにある屋敷で同棲を始めるも、グレゴリ>>続きを読む

生きのびるために(2017年製作の映画)

4.3

 『リメンバー・ミー』が受賞した2018年(第90回)アカデミー賞において、二番目に有力だとされていた作品。本作『生きのびるために』は各国のアニメ賞ではすでに常連である、『ブランダンとケルズの秘密』、>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.2

 「私は何かを成し遂げる人になる!」、「でも夢はまだ無い」。車の中、二人きりの空間で母親に小言を言われたら、そのまま走る車から飛び去ってしまおう。フワフワと地に足がついていないが故の自由と、「何者」に>>続きを読む

万引き家族(2018年製作の映画)

4.4

 カンヌ国際映画祭で最高賞・パルムドールを獲得した、21年ぶりの邦画となった『万引き家族』。本作は是枝裕和監督の作品中で最も世界的な評価の高い『誰も知らない』を、撮影監督・近藤龍人氏の素晴らしい闇使い>>続きを読む

デッドプール2(2018年製作の映画)

4.1

 今度の「Fワード」は「ファッ○」ではなく「ファミリー」だ!寝かしつけた良い子も起こして良しな『デッドプール2』!
 過激な暴言、下品な言葉遣いもさることながら、自身が映画の中のキャラクターである事を
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少年は残酷な弓を射る(2011年製作の映画)

4.1

【短】16歳目前で惨殺事件を起こした青年ケヴィン、その加害者家族、母エヴァの苦悩を描く『少年は残酷な弓を射る』。
 カンヌを中心に高い評価を受けていた女性監督リン・ラムジーが、初めて原作付きに挑んだ作
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