茶一郎さんの映画レビュー・感想・評価

茶一郎

茶一郎

映画を教養としてお勉強、日々精進。
23歳、つくばでお笑いの団体を運営しています
ドラマの記録も頑張ります
「映画鑑賞のための映画鑑賞」
劇場鑑賞メインで、後はその予習のための鑑賞としています
無言フォロー失礼致しますm(_ _)m

映画(1345)
ドラマ(100)

アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

4.5

 「謎のブロンド美女失踪事件に巻き込まれたサエない主人公のLA私立(勝手に)探偵モノ」と、映画好きなら一息で言い切れる100万回見たLAノワールを、無数のポップカルチャーと自伝的な内容に浸し、「古典ハ>>続きを読む

ルイスと不思議の時計(2018年製作の映画)

3.4

 両親を亡くした孤独な主人公が!ポンコツ二流魔法使いの下で呪文の修行を!
 スピルバーグ率いるアンブリン・エンターティメントによる『BFG』以来のファンタジー・アドベンチャーな様相で、これは家族連れで
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グレムリン2/新種誕生(1990年製作の映画)

3.7

 映画が始まりワーナー・ブラザーズのロゴが出るやいなや始まるバックス・バニーとダフィ・ダックの掛け合い。でもこの映画、別に『ルーニー・テューンズ』では無いですからね。
 『ゴッドファーザー PART
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イコライザー2(2018年製作の映画)

3.8

 デンゼル・ワシントン版「ナメてた相手が実は殺人マシンでした」型ムービー第二弾『イコライザー2』。
 19秒で仕事を完全に遂行する「19秒完全抹殺」はどこかに消えてしまいましたが、ロバート・マッコール
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エクソシスト(1973年製作の映画)

4.4

 「悪魔払いモノ」のエポックメイキングにして、ホラー版スーパーヒーロー・ユニバースである「死霊館」シリーズの原点、映画内容より撮影現場が最狂に怖かった映画などなど、あらゆる方面に伝説を残している傑作『>>続きを読む

ホールド・ザ・ダーク そこにある闇(2018年製作の映画)

4.1

 『ブルー・リベンジ』、『グリーンルーム』と暴力映画の快作を生み出し「21世紀のサム・ペキンパー」と評されて来たジェレミー・ソルニエ監督の新作は、「ブルー」、「グリーン」と来て「ダーク」、10時に陽が>>続きを読む

クレイジー・リッチ!(2018年製作の映画)

4.0

 見慣れたワーナー・ブラザーズのロゴが中国語の歌♪何日君再来のアレンジバージョンを背景に現れ、幕が開く『クレイジー・リッチ!』。物語が始まると、出て来る登場人物たちは全てアジア系という奇妙な光景が。ワ>>続きを読む

クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.2

「音を立てたら、即死」という映画ですから、この映画中、いつものように大きな音を立てながらポップコーンを食べるような輩は、即、他の観客に白い目で見られます。それほどに映画館の防音機能と音響が愛おしくなる>>続きを読む

死霊館のシスター(2018年製作の映画)

3.4

 「怖すぎ」という苦情により、YouTubeが広告を禁止にしたという『死霊館のシスター』。
 本作は『ソウ』、専ら今は『アクアマン』の監督で大忙しのジェームズ・ワンによる「死霊館ユニバース」の一作。
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ローマンという名の男 信念の行方(2017年製作の映画)

3.8

 2018年のアカデミー主演男優賞にノミネートされていながら劇場未公開と、どうにも2017年の『フェンス』に続きデンゼル・ワシントンのノミネート作品は不遇な扱いを受けがちだそうで。
 そんな本作『ロー
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ある結婚の風景(1974年製作の映画)

4.4

 交通渋滞を多発させ、デンマークの離婚率を増加させたという伝説の連続テレビドラマ。6つのエピソードによって構成される本作『ある結婚の風景』は、巨匠イングマール・ベイルマン監督による5時間弱の「夫婦喧嘩>>続きを読む

プーと大人になった僕(2018年製作の映画)

3.5

 働き方改革が進められる中、未だ17%もの企業が「その改革必要なし」と判断している日本社会に、プーさんは「『何もしないという事』をしろ!」「休め!」と喝を入れる。
 そんなプーさんによる働き方改革映画
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ザ・プレデター(2018年製作の映画)

3.6

 「プレデター」シリーズ8年ぶりの4作目、『プレデター2』から28年越しの続編。しかしそんな時間の重さを微塵にも感じさせない『ザ・プレデター』。
 その軽さもそのはず本作は、まさかのシリーズ1作目『プ
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グッバイ・クリストファー・ロビン(2017年製作の映画)

3.8

 見たからには、もう『くまのプーさん』のあのクリストファー・ロビンを軽々しく「クリストファー・ロビン」と呼べなくなってしまう『グッバイ・クリストファー・ロビン』。本作は、『くまのプーさん』の誕生物語を>>続きを読む

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)

3.2

 MEG(メガロドン)のアゴの幅は3.3メートル以上!デカイ!スゴい!間違いない!いざそんな世界最大のサメを見に行こうと劇場に入ったら、世界最強のスキンヘッドを見せられ劇場を後にする、驚異の映画『ME>>続きを読む

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.3

 つい「ほんま、女は訳分からん生き物やわ」と思考停止にボヤキたくなりましたが、これが5時間17分の大大大傑作『ハッピーアワー』の濱口竜介監督の初商業映画となると真摯に向き合わねばなりません。
 本作『
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ベルイマン監督の 恥(1966年製作の映画)

4.1

 何の政治的な思想を持たず、小さな幸せを求めて日常を過ごすのに精一杯だった夫婦が突如、戦争に巻き込まれる。『鏡の中にある如く』で、孤島の大自然に無機質なヘリコプターが登場した時のあの恐怖が、本作『恥』>>続きを読む

狼の時刻(1966年製作の映画)

4.3

 デヴィッド・リンチがこの『狼の時刻』に出会っていなかったら、きっとリンチはリンチでは無かっただろうと思うほどに、『ロスト・ハイウェイ』の源泉に本作『狼の時刻』が。そして本作の流れが二作前の作品『仮面>>続きを読む

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)

4.0

 10年に一度、食えるか・食えないかくらいの極上の回らない寿司だった『アベンジャーズ/インフィニティー・ウォー』のMCU続編に当たる本作『アントマン&ワスプ』は小品。まさにガリのような箸休め。しかしな>>続きを読む

SUNNY 強い気持ち・強い愛(2018年製作の映画)

2.9

 ダサい……ダサい……決定的にダサいのは本作に登場する90年代風俗や小ギャル文化なのではなく、演出、編集、そもそもの企画……
 青春映画の傑作であり「俺たち」の物語だった『サニー 永遠の仲間たち』は、
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放射能X(1954年製作の映画)

3.7

 『スターシップ・トゥルーパーズ』、『エイリアン2』の原点に出会える今作『放射能X』。
 唯一の生存者はショックにより言葉を失った少女一人という、謎の惨殺事件が発生。冒頭、少女の茫然とした顔で始まるミ
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検察側の罪人(2018年製作の映画)

4.3

 「二大スター激突!」・「木村拓哉VS二宮和也」という構図を見て、おニャン子クラブ主演の『おニャン子ザ・ムービー 危機イッパツ!』、AKB48主演のホラー『伝染歌』に続く、原田眞人監督のアイドル映画最>>続きを読む

マンマ・ミーア! ヒア・ウィー・ゴー(2018年製作の映画)

3.2

 ABBAの名曲により構成されたジュークボックス・ミュージカルとして大大大ヒットを記録した『マンマ・ミーア!』も、10年ぶりに続編が登場。本作『マンマ・ミーア!ヒア・ウィー・ゴー』では主人公ソフィの現>>続きを読む

冬の光(1962年製作の映画)

4.1

 ベルイマン初期作『牢獄』に「広島の原爆から始まったこの時代は、悪魔が世界を引きずり回し、人々を操っている」というセリフがありました。『第七の封印』以後、ベルイマン作品に一貫するその「世界の終末観」、>>続きを読む

鏡の中にある如く(1961年製作の映画)

4.7

 エンパイア誌による「史上最高の3部作33」ではモノクロ映画として唯一ランクインしていた映画史上、最も重要な三部作の一つ、ベルイマンの「神の沈黙三部作」。その一作目であるこの『鏡の中にある如く』は飛び>>続きを読む

処女の泉(1960年製作の映画)

4.3

 ホラー映画界の巨匠ウェス・クレイブン氏の監督デビュー作『鮮血の美学』が元にした事で有名な本作『処女の泉』。ベルイマンは、この『処女の泉』(1960)と次作『鏡の中にある如く』(1961)で2年連続ア>>続きを読む

夏の夜は三たび微笑む(1955年製作の映画)

4.3

 「『魔術師』の魔術披露前夜、『ファニーとアレクサンデル』1部のクリスマスの夜、ベルイマン作品の夜に愚かな男とクレバーな女性が登場すれば決まってエロスなコメディ、艶笑落語的喜劇が完成します。そんな「エ>>続きを読む

夏の遊び(1951年製作の映画)

4.1

 本作『夏の遊び』は世界三代巨匠イングマール・ベルイマン監督初期の傑作で、ベルイマン監督の代表作にして、偏屈な老人が自分の過去を回顧する事で現在の愛の重要性に気付き孤独から解放されるという「俺の人生、>>続きを読む

オーシャンズ8(2017年製作の映画)

3.8

 ゴージャス!煌びやか!これが本当の「豪華すぎてかたじけない」な『オーシャンズ8』。
 本作は『オーシャンと11人の仲間たち』、そしてそのリメイク『オーシャンズ11』のキャラクターを男性から全て女性に
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ミッション:インポッシブル/フォールアウト(2018年製作の映画)

4.4

 「トムがんばったで大賞2018」の会場がこちら『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』。VFXの発達により表現の限界は無くなり、もう「映像」で純粋に驚く事が出来なくなってしまった今の時代に、世>>続きを読む

インクレディブル・ファミリー(2018年製作の映画)

4.2

 「ヒーローは遅れてくる」と言わんばかりに、前作『Mr.インクレディブル』から、まさかの14年ぶりの続編!『インクレディブル・ファミリー』!
 『スター・ウォーズ Ep6』から『〜Ep1』までの16年
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Mr.インクレディブル(2004年製作の映画)

4.3

 アニメ界の天才にして苦労人ブラッド・バード監督が、ディズニー・ピクサーで手掛けた初めて「ヒト」が主人公のアニメーションは、スーパーヒーロモノ。
 『カールじいさんの空飛ぶ家』では「人の肌」、最新作『
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ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

4.3

 アクション、コメディ、爆発、ロードムービー、沢山の車を破壊するカーアクション、ロバート・デ・ニーロ、ハリウッド製娯楽作に欲しいものが全て詰まっている映画『ミッドナイト・ラン』

 ロバート・デ・ニー
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ウインド・リバー(2017年製作の映画)

4.2

 メキシコとアメリカとの国境麻薬戦争の全貌が把握し切れない混沌さをテーマとしたスリラー『ボーダーライン』。
 先住民から土地を奪った白人たちが今度は金持ちに土地を奪われているという、アメリカン・ドリー
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ブリグズビー・ベア(2017年製作の映画)

4.1

 奇跡の邦画『カメラを止めるな!』と奇しくも同日に公開された本作『グリグスビー・ベア』もまた、創作についての映画であり、非常に感動的な語り口で「モノ作り」の大事さを教えてくれる作品でした。
 
 汚染
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ストリート・オブ・ファイヤー(1984年製作の映画)

4.0

 「これはロックン・ロールの寓話」なんて堅苦しい冒頭はさておいて、まさしく一曲の荒々しいロックのように駆け抜ける一夜!
 『トップガン』、『フットルース』を代表とする1980年代に登場したMTV連動作
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