茶一郎さんの映画レビュー・感想・評価

茶一郎

茶一郎

映画を教養としてお勉強、日々精進。
23歳、お笑いグランプリを企画運営して今年で4年目になります。
ドラマの記録も頑張ります
「映画鑑賞のための映画鑑賞」
劇場鑑賞メインで、後はその予習のための鑑賞としています
無言フォロー失礼致しますm(_ _)m

映画(1262)
ドラマ(75)

レジェンド/光と闇の伝説(1985年製作の映画)

3.8

 一つ一つの画に命をかけた、最高の映像美を誇るファンタジー映画。
 『エイリアン』、『ブレードランナー』と、映画史を動かす金字塔を二作続けて作ったリドリー・スコット監督がその次に撮った作品が、本作『レ
>>続きを読む

女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.3

 不謹慎な表現ですが、面白い。本作『女は二度決断する』は実在の極右テロ組織NSUによるテロ事件を基にしていながら、(カンヌコンペ作品らしからぬ)高い娯楽性を楽しめる一本です。
 ベルリン最高賞を獲得し
>>続きを読む

パシフィック・リム アップライジング(2018年製作の映画)

3.4

 全世界の大きな男の子の皆さん、お待ちかね。
 怪獣そして巨大ロボットモノをハリウッドのビッグバジェットで、しかも今やアメリカ映画界のトップに到達している「メキシコのオタク番長」=ギレルモ・デル・トロ
>>続きを読む

LUCY/ルーシー(2014年製作の映画)

3.6

【短】いやはやトンデモ。本作『LUCY』は、初期作『ニキータ』、そして最新作『ヴァレリアン』までリュック・ベッソンが理想として描き続けてきた「強い女性」像をアップデートする作品と思いきや、行く所まで行>>続きを読む

娼年(2018年製作の映画)

3.2

 まさかシネコンで、しかも目下、絶好調の松坂桃李主演の「R18+」映画が観られるとは思いもしませんでした。
 「ポツドール」の三浦大輔監督による『愛の渦』ぶりの「性行為」をテーマにした作品が、本作『娼
>>続きを読む

フィフス・エレメント(1997年製作の映画)

3.9

 【短】動くバンド・デシネ。フランス映画史に残る超大作。バンド・デシネを見て育ったリュック・ベッソン監督のフェティシズムと16歳の頃から温めていた創造力が莫大な製作予算と共に爆発した、愛すべき底抜け超>>続きを読む

最後の戦い(1983年製作の映画)

3.5

【短】いつの間に「巨匠」と呼ばれ始めたと思ったら、お次はNetflixに自身の会社を買収されかけているリュック・ベッソン監督の長編監督デビュー作。本作『最後の戦い』は、おおよそ長編処女作とは思えない、>>続きを読む

トレイン・ミッション(2018年製作の映画)

3.6

 近年は一歩歩くごとに奇怪な陰謀に巻き込まれているリーアム・ニーソン。今回の陰謀の舞台は、タイトルの通り「電車」です。
 実に本作の監督ジャウム・コレット=セラとリーアム・ニーソンがタッグを組んだ、
>>続きを読む

ヴァレリアン 千の惑星の救世主(2017年製作の映画)

3.8

 「宇宙で、ブッ飛べ。」とか「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』が小津映画に見える」だとか、数々のパワーセンテンツが宣伝文に並ぶのも納得のブッ飛び映画。
 『レオン』や『グラン・ブルー』で広く映画
>>続きを読む

ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

4.4

第二次世界大戦、イギリスにとって最も過酷な闇の時間。首相チャーチルがその闇に差す光となる一部始終を描く『ウィンストン・チャーチル』。原題『darkest hour』は、イギリスのことわざ「夜明け前が一>>続きを読む

ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2017年製作の映画)

4.3

 「アメリカはベトナムに負ける事を知りながら戦争を続けていた!?」ベトナム戦争の真相が記述された最高機密文書=ペンタゴン・ペーパーズについての記事掲載を迫られるワシントン・ポスト紙の経営陣、記者たちの>>続きを読む

ファウンテン 永遠につづく愛(2006年製作の映画)

3.3

【短】未来に行ったら坊主頭で、現代に行ったら髪の毛フサフサ、やたらと頭事情が忙しいヒュー・ジャックマンを見る事ができるトンデモ映画です。
 本作『ファウンテン』は、スペイン騎士と女王、医者と不治の病に
>>続きを読む

レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.3

【短】「モンスターのいないホラー映画」、「飛行機から飛び降りてパラシュートを忘れたと気付くが、地面に激突してから死ぬまでの一瞬が続くような体験」と監督自身豪語する、気分が落ち込んでいる時に見たら、もっ>>続きを読む

π(1997年製作の映画)

3.7

【短】全ての事象を法則化させる数式を見つける事に取り憑かれた数学者マックスの脳内と、観客の観る映像をリンクさせた異常な映画。
 厭な映画の代表『レイクエム・フォー・ドリーム』や『レスラー』など、一貫し
>>続きを読む

マザー!(2017年製作の映画)

4.3

 これはトンデモ。「創造主(クリエイター)の嫁はつらいよ」、「作り手自身が傲慢であることに自覚的な『レディ・イン・ザ・ウォーター』みたいな映画です。
 『ファウンテン 永遠に続く愛』で壮大にズッコケ、
>>続きを読む

ちはやふる ー結びー(2018年製作の映画)

4.2

 昨今よくある漫画実写邦画の有象無象から頭3つも、4つも飛び抜け、高い評価と熱いファンを獲得した青春スポーツモノの傑作『ちはやふる』シリーズは、本作『結び』にて完結。
 本作は方向転換に失敗してしまっ
>>続きを読む

ラッカは静かに虐殺されている(2017年製作の映画)

4.2

 シリアの街ラッカを占領した過激派組織「イスラム国」に対し、報道で闘う市民ジャーナリスト集団「ラッカは静かに虐殺されている(RBSS)」を映すドキュメンタリー『ラッカは静かに虐殺されている』。
 本作
>>続きを読む

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.3

 「たとえ肉体が滅んでも誰かの思い出に残ってさえいれば、人は生き続ける」普遍的でありながら、非常に観念的であるテーマ。子供から大人まで楽しめる娯楽作において、ともすれば避けがちな「死」というモチーフ。>>続きを読む

ブック・オブ・ライフ ~マノロの数奇な冒険~(2014年製作の映画)

4.0

【短】その人を思い出しさえすれば亡くなった人が、一晩だけ蘇る「死者の日」。世界の中心メキシコには、死者の住む「思い出の国」そして忘れられている死者が住む「忘れ人の国」があります。本作『ブック・オブ・ラ>>続きを読む

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!(1999年製作の映画)

4.4

【短】原題は『Election(選挙)』。高校の生徒会長選挙を背景に、3人の生徒会長候補者と1人の教師の思惑が交錯するブラック・コメディ。
 『ネブラスカ』、『ファミリー・ツリー』、『アバウト・シュミ
>>続きを読む

アナイアレイション -全滅領域-(2017年製作の映画)

4.1

 監督前作『エクス・マキナ』が、『〜怒りのデスロード』、『〜フォースの覚醒』を抑え、アカデミー視覚効果賞をサプライズ受賞。他、数々の映画祭で受賞を飾り、華々しい映画監督デビューを果たしたアレックス・ガ>>続きを読む

イカロス(2017年製作の映画)

4.3

 その蝋でできた翼が溶けることも恐れず太陽を目指したギリシャ神話のイカロスのごとく、ドーピングを使用しアマチュア自動車レースの新記録を狙うという本作の監督。何と、本作『イカロス』の監督ブライアン・フォ>>続きを読む

アウトサイダー(2018年製作の映画)

2.7

 本作『アウトサイダー』は、『ダラス・バイヤーズ・クラブ』でアカデミー助演男優賞を獲得、近作では『ブレードランナー2049』への出演が記憶に新しいジャレッド・レト氏を主役に迎え、1954年の日本を舞台>>続きを読む

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

 映画が始まるやいなや、スクリーン一杯に映されるのは動く生の心臓。観客を映画から無事に生きて帰す気があるのかと思うほどの不快で、嫌〜な感じ。本作『聖なる鹿殺し』は、ジワりジワリと醸成される危険な雰囲気>>続きを読む

ダウンサイズ(2017年製作の映画)

3.5

 人生における「下り坂」を静かに描く意地悪喜劇の名手アレクサンダー・ペイン監督が、まさかのSFに挑戦。
 本作『ダウンサイズ』は、人間の体を13 cmの手のひらサイズにする技術「ダウンサイズ」に巻き込
>>続きを読む

クロノス(1992年製作の映画)

3.9

【短】アカデミー賞獲得により愛を貫けばどんなジャンルであろうと大衆の心をつかむ事ができると見事に証明した「メキシコのオタク番長」ギレルモ・デル・トロ監督の長編監督デビュー作。本作『クロノス』は、骨董屋>>続きを読む

ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー(2008年製作の映画)

4.3

【短】アメコミ『ヘルボーイ』を、自身が原作の大ファンだという「メキシコのオタク番長」=ギレルモ・デル・トロ監督が映画化したシリーズ二作目。
 本作はデル・トロのオリジナルストーリーという事もあり、監督
>>続きを読む

15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

4.0

すっかり近作は実話の映画化、この所、映画版『ザ!世界仰天ニュース』ばかり手掛けている御歳87の巨匠クリント・イーストウッド最新作。ヒーロー映画が昨今の映画業界を騒がせる中、本作『15時17分、パリ>>続きを読む

大アマゾンの半魚人(1954年製作の映画)

4.1

【短】一貫して『美女と野獣』、生まれながらにして特殊な体を持った男と美女との恋愛のメタファーとして描かれているユニバーサル・モンスターズの中でも本作『大アマゾンの半魚人』の半魚人ギルマンは、飛び抜けて>>続きを読む

シェイプ・オブ・ウォーター(2017年製作の映画)

4.3

 エンパイア・ステート・ビルから落下するキングコング。海の底へと沈んでいく半魚人ギルマン。「叶わぬ恋」を象徴するかのようなモンスターたちの恋を、『大アマゾンの半魚人』から実に63年ぶりに叶えてみせる『>>続きを読む

ミュート(2018年製作の映画)

2.9

 筋肉史上主義版『ロード・オブ・ザ・リング』だった前作『ウォー・クラフト』で批評的大惨敗をした「デヴィッド・ボウイの息子さん」ことダンカン・ジョーンズ監督の最新作。本作『ミュート』は監督の原点に戻る、>>続きを読む

ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ(2017年製作の映画)

4.3

 製作費500万ドルの低予算ラブコメが全世界で5500万ドルもの大ヒット作品になったという本作『ビッグ・シック』。ただの小品ラブコメではないとは予感していましたが、その通り、ただのラブコメではない高い>>続きを読む

The Beguiled/ビガイルド 欲望のめざめ(2017年製作の映画)

3.7

 クリント・イーストウッドが女の園で大変な目に合う1971年の変態スリラー『白い肌の異常な夜』を、ソフィア・コッポラ監督がまさかのリメイク!
 舞台となるのはアメリカ南北戦争。北軍の兵士ジョン・マクバ
>>続きを読む

白い肌の異常な夜(1971年製作の映画)

4.1

 もしもクリント・イーストウッドが女だらけの学校に入ったら!?御歳87にも関わらず、今もハリウッドの第一線で活躍する映画作家クリント・イーストウッド。その凄まじいフィルモ・グラフィと重ねて語られるのは>>続きを読む

戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-02 暗黒奇譚!蛇女の怪(2015年製作の映画)

3.9

【短】フェイク・ドキュメンタリー映像作家として日本を代表する白石晃士監督、その名を世に知らしめた『コワすぎ!』シリーズの第9作目。そして設定を一新した『超コワすぎ!』シリーズの2作目になります。

 
>>続きを読む

犬猿(2017年製作の映画)

4.2

 兄、弟、姉、妹、自分にとって誰よりも近しい存在との不均衡を描く『犬猿』。本作は、V6の森田剛氏をサイコキラー役として起用し幅広い観客にショックを与えた近作『ヒメアノ〜ル』でおなじみ、𠮷田恵輔監督の『>>続きを読む

>|