茶一郎

ベター・コール・ソウル シーズン6の茶一郎のレビュー・感想・評価

5.0
 人はタイムマシンがなくとも、人生の分岐点に戻り、過去の後悔を背負って新たな未来に進む事ができる。
 ハイゼンベルクの物語をウォルターが終わらせ、ソウルの物語をジミーが終わらせる。『ブレイキング・バッド』から続く14年の物語を、明らかに作り手自身の計算を超えた“神”技で集結させた。だって本当にその「物語の神様」がいるとしか思えないんだもの、この恐るべき構成と編集と脚本。
 赤く光るそのタバコの火を心に刻んで、未来に進んでいくしかない。こんな物語に出会えた人生に感謝感謝。【記録】
茶一郎

茶一郎