あまり気乗りはしていなかったけれど、マラソン始めたマーベル”ディフェンダーズサーガ”。
序盤は不思議なテンポと空気にやや戸惑うも中盤くらいから一気にギアが入って、後半はとても面白かった。
主人公は私立探偵のジェシカ・ジョーンズ。序盤は彼女が誰なのか、過去が語られないため、どういう風に物語が進んでいくのかわからなかったが、色々なことが明かされていく展開にじわじわと引き込まれる。
権力で人を掌握していく「デアデビル」のハンクとある意味で同じように、自身の能力でヒトを掌握していくキルグレイブのキャラクターが実にサイコパスで、絶望感を感じさせる恐ろしさがあって、ここの駆け引きが面白かった。
13話は少し冗長な気がしたが、その分、キャラクター達は深掘りされたから、最近のマーベル作品よりもキャラクターの心理描写や構図は丁寧に作られている印象を受ける。
ディフェンダーズシリーズ、このあとも期待できそう。