エピソード03
第3話

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あらすじ
灯(上戸彩)が今回相談を受けた相手は、会社員の夫を少年に殺された宇佐美千枝子(鈴木砂羽)という主婦。千枝子の夫・宇佐美拓男(中嶋けんこう)が、駅のホームで18歳の川原徹(佐藤祐基)に、些細なことが原因で突き飛ばされ、壁に頭を打ち付けて死亡したのだ。事件後、徹の母親・友江(朝加真由美)と弁護士の大沢(田中哲司)が示談による解決を求めてきたが、まだ10歳の息子・佳彦を抱えた千枝子は、夫の命をお金に換えたくない、刑事事件にして徹を処断したいという。
早速、千枝子の意向を大沢に伝えに行った灯は、示談金の額が1000万円であることを告げられ、徹が書いたという反省文を手渡された。反省文を読んだ灯は考え込んでしまうが、その内容を見た杉崎(北村一輝)やしおり(戸田菜穂)は、大沢の指導で徹が無理矢理書かされたと断言。だが杉崎は、その反省文を使い、示談に応じるよう千枝子を説得しろ、と灯を促した。
さらに、友江が灯のもとを訪れ、1000万円の札束を取り出して灯に土下座をし、千枝子を説得して欲しいと頼み込む。しかし、千枝子は、徹の反省文を受け取らず、反省ではなく、償いをしてほしいと言いきる。
ところが、検察は、徹を傷害致死で家裁送りにすると決定。判例から見ると、徹の場合、犯罪の前科ともならない保護処分になる可能性が高い。徹は少年法に守られ、前科もつかず、刑罰も受けない、殺人者にならないという現実を知った灯は、ショックを受けるが、杉崎は、最初から示談をまとめればよかったのだと冷ややかに言う。
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