臨海学校に参加していた私立中学の生徒が海で水死する事故が発生。その学校の卒業生だった灯(上戸彩)は、学園の顧問弁護士を担当することになった怜子(りょう)の要請で、工藤率いる訴訟部門チームに加わることになった。
事故で死亡したのは、布田武史(桜田通)という中学3年生の生徒。武史の担任教師は、偶然にも灯の中学三年生当時の担任だった大塚哲也(東根作寿英)だった。灯、片瀬(加藤成亮)を連れて学園を訪れた怜子は、理事長や学園長、大塚ら関係者を集め、事故当日の様子を聞く。
大塚の話によると、事故当日、学園側は、生徒の遠泳を計画していたが、海が荒れていたためしばらく様子を見るよう生徒たちに告げたらしい。怜子は、学園側の責任を回避するための事故対策マニュアルを配った。そして、事実関係が明らかになるまで、遺族側と責任に関する交渉は一切しないよう告げ、謝罪の言葉も決して口にしないよう指示。さらに、大塚には“遠泳を禁止した”と言ったことにするよう命じた。その場に同席した灯は、証言をねじ曲げようとするやり方に戸惑う。
その後、打合せを終え帰ろうとした怜子たちは、学園の校門で校内に入ろうとして揉めている布田武史の父親・康彦(山崎一)を目撃。康彦は、何があったのか教えてくれと訴えていた。その姿を見た灯は、怜子にこれでいいのかと疑問をぶつける。これに対し、片瀬は、自分たちの仕事は学園の利益を守ることで弱者救済ではないと答えた。さらに、プロボノに戻った灯に、杉崎(北村一輝)やしおり(戸田菜穂)も、事実を隠蔽してまでも学園を守るのが普通の弁護士のやり方だ、と言い切る。
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