リタ

ヴェロニカ・マーズ<セカンド・シーズン>のリタのネタバレレビュー・内容・結末

4.8

このレビューはネタバレを含みます

シーズン1に比べて複雑だしシリアスさが増したな

小さい町なのにどんどん人が死んでいく。
結果的にほぼ一人で殺してたことが判明したけど
町の治安自体が悪くなってるよなー

貧富や人種、性差や性的指向など
属性の違いによる軋轢が治安を乱してる様子。

そのテーマってここ5年くらいのエンタメの流行だから
ヴェロニカマーズは10年も先取りしてるのかも?!

あと虐待の問題も複数あった。遣る瀬無い。
しかも権力者が起こした虐待事件が
虐待を受けて育った保安官によって黙殺されるなんて
滅茶苦茶闇深いよな。
脅してはくれたけどそれだけじゃ…



落ち込むラストも多かったけど、今回も面白かった
脚本書いてる人ほんと凄いよ
こんなに人間関係練られてるドラマなかなか無い

小さい街だから皆んなどこかで繋がってて
表向きだけじゃなく
裏で結託したり愛したり恨んだりと興味深い



シーズン1のラストのYOUはローガンだった!
と喜んだのに早速別れてダンカンとキスしてて
「え!?」って声出たわ。
演出が上手い笑

ダンカンとの偽装破局も視聴者への匂わせが上手いよ

メインの事件に関する展開は勿論だけど、
こういう端のエピソードに関しても
サプライズがあるから目が離せないんだ…!

「楽しんでるでしょ?」って責められてたけど
ローガンは王子様じゃないんだし
そんなに都合良く突然には変わらないよね。

シーズン2では人を傷付ける罪悪感に苦しみ
時間をかけて成長したローガン。
やきもきはさせられたけど納得感は極大

今度は別れないで欲しいな…

その為にもヴェロニカに少しは落ち着いて貰わないとね
危なっかしいから。



テッサトンプトンがレギュラー入りしてた

底意地悪そうに見えて好きな女優じゃなかったが
このドラマの役凄くハマってて素敵だった!


ウォレスは当初子供っぽかったのに
前のシーズンで髪切ったあたりからぐんぐん大人びて
今シーズンは一丁前の男に成長。
なんか寂しいし嬉しいしみたいな…なにこれ


ウィーヴィルはヴェロニカから引き続き
何かにつけあらぬ疑いをかけられていて
可哀想に笑、と思っていたものの
今回は横領&罪の擦りつけだけに飽き足らず
とうとう一線を超えることに…!

自分で手を下した訳じゃないけど
「押しつぶされてる」って台詞にドキッとしたよ。
そこまで計算してたのかな?懺悔に行くほどだし…

にしても
念願の卒業式にお婆ちゃんの前での連行は切ない


マックも散々だったな…良い子なのに。
トラウマにならないといいけど

ビーバーとマック、2人とも頭がいいのに
マックと違ってビーバーは
ウィーヴィルに分かる様に勉強を教えられないって設定
今考えるとなんか深いわ…


ヴェロニカも大変だったね

眠れなくなるほど苦しんだバス事件は解明されたけど
解決したかと思ったリリー事件とレイプ事件が
まさかここへ来て最悪の結果になるとは。

あとテスト諦めちゃって奨学金無しになって
スタンフォード諦めたってのもね
次シーズンに向けて妥当なんだがやや残念
あんなに喜んでたのに。


レオのこと結構ショッキングだったし
メグもエイブルクーンツも酷く気の毒だし…


なのに待ちに待ったローガンとの恋再燃で
観賞後の気分は晴れやかよ。
なんと単純な。ハンナもごめんよ。


市長の娘ってジェシーピンクマンの恋人だよね!
ティーンと並んでもやはり異次元のスタイル。可愛い。

パパも相変わらずカッコいい!


あと20話と映画しかないなんて。

早くシーズン4を日本で公開して。。



今シーズン一番好きなのは
ウォレスとローガンがヴェロニカの援護をしようと
実験真面目に頑張ったとこかな。
でも失敗に終わって、
結果的にはパパが華麗に不正暴いてめでたしなるやつ。

ヴェロニカがちやほやされてるの
ほっこりするからもっとやって。
リタ

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