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働きマンのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

働きマン(2007年製作のドラマ)
4.5
松方弘子(菅野美穂)は28歳で独身。そして、週刊『JIDAI』編集部の女性編集者である。弘子は編集長・上司・同僚たちと一緒に右往左往しながらも良い雑誌を作るために日夜奮闘する。寝食を忘れ、恋人との逢瀬もままならず、ジレンマに悩み、誰かとぶつかり…。それでもいい仕事をするために、弘子は職場で、取材で、そして自宅で、「働きマン」になる。
一所懸命に働く人に、男も女も関係ない。弘子や彼女に関わる人々を通して「仕事とは」、「働くとは」をテーマに描いたお仕事ドラマである。
安野モヨコの漫画をドラマ化。
菅野美穂は勝ち気なワーキングウーマン松方弘子を演じるにはソフトなイメージだが、より等身大の働く女性としての松方弘子になっていた。
松方が恋愛小説家の担当になり新作小説のアイデアに苦労するエピソード、松方が担当している連載小説が単行本化して発行部数を書籍部が低く出してきたので編集部と書籍部が対立するエピソードなど週刊誌編集部の実際が分かるお仕事ものの部分があったり、結婚している友人に「独身は気楽」「家庭を持っている自分たちの方が大変」と松方が言われ「結婚している方が偉いのか?」とモヤモヤしたり、恋人と結婚したい気持ちはあるけど仕事のことを考えると踏み出すのに躊躇する松方の複雑な気持ち、恋人と別れた痛みを仕事で紛らわしたりなど働く女性のリアルな心情を絡めて描いているワーキングウーマンライフドラマ。
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