このレビューはネタバレを含みます
腑に落ちない終結でもあったし、現実離れした架空の世界でのお話というかんじがした。
ファンタジックではないんだけど、それくらい結末がちょっと浮いてた感じがした.....
全体的に暗く冷たい空気感だったけど、結末もそんな感じ。
7話のルースのお話が神回だった。
このお話を見れただけで、かなりの満足感。
ルースの心の揺れや拠り所が、贅沢に60分を使って描かれていた。
現在のルースと一緒に過去に立ち止まり振り返っているような不思議な回だった。
難解な時間の進行に混乱する自分自身が、物語の中のルースの不安と重なって感じる事もあって、時間と空間が入り乱れるルースの脳内をそのまま観ているようだった。
また、病への解釈が過去の自分との対峙になっていて凄く良かった。
他人からすればただ知らない内に失っていく様に見える過去の記憶も、本人は失うまいとバラバラになったパズルを組み立てるように過去と向き合って生きているのかもしれない。
7話が本当に凄すぎて、諦めず7話まで見て欲しい。