なな

ドラゴン桜のななのネタバレレビュー・内容・結末

ドラゴン桜(2021年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

龍海学園、偏差値32。東大どころか、一流大学の合格者はゼロ。

偏差値30の龍山高校を見事有名校に仕立てた弁護士を我が校に呼んで、一発逆転を狙う。
元暴走族の弁護士。桜木建二。

だが、消息不明。代理で水野(長澤まさみ)がやってくる。

「東大合格テクニックはある。それにのっとって勉強すればお前らのうち何人かは東大に入ることができるだろう。だが、お前らにその価値があるとは思えない。見るからにグズでのろま。勉強も学校生活もみんな中途半端。1日やれスマホやゲームだ。毎日何となくボケーっとした日々を送ってやがる。馬鹿ばっかりだ!馬鹿なだけならまだいい。無関心、無気力、甘ったれ、根性なし、そんなお前らがこのまま何となく世の中に出てみろ。あっという間に薄汚い社会の渦に飲み込まれ、知らず知らずに搾取されダマされ、カモにされ、こき使われる。一生、社会の奴隷となってもがき続け、死んでいくんだ。そうならないためにはな、一番手っ取り早い方法がある。東大に入ることだ。だがお前らにその価値があるとは思えない。人間気取ってるくせに、自分の頭で考えようとしないお前らなど東大の方からお断りだ。」

2年前の事件。教え子が1名、東大に合格できず、先生の目の前で自殺未遂。
それから音信不通、消息不明で明日のご飯を買うお金もなく、借金まみれになった桜木を水野が見つけ出し、龍山高校へ無理矢理引っ張った。

「水野、お前、こいつらを変えてやりたいとか言ってたな。だが、それは間違ってる。クソみてえな人生を変えられるのは自分しかいねえ。こいつらが自分自身で目を覚ますしかねぇんだ。」


「さぁな。お前の人生だ。お前が決めろ。」
「簡単に言わないで。今までだって全部親に言われるまま強豪校に入って、コーチの言う通りに練習して、、」
「それは違うだろう。お前はこれまでも自分で選んできたんだろ。バドミントンに人生捧げてきたのも、推薦欲しさに怪我を隠したのも、万引きで憂さ晴らししたのも、親に言われてやったのか。違うだろ。全部自分で決めたことだ。自分の責任でな。人のせいにすんな。」


「東大に行く理由か?んなもんはなくたっていい。」
「理由がなきゃやってらんねぇよ。」
「そんなに理由が欲しけりゃこれでどうだ。立派なラーメン屋になるために、東大にいけ。」
「そもそも人から与えられた理由に価値なんてあると思うか?」
「東大に行く意味、それが知りたきゃ自分で答えを掴め。」

「バカ同士だからこその利点がある。自分よりほんの少し上の相手だと自分にもできるはずだと脳が勝手に判断する。それに教える側も知識が整理され、曖昧な部分が明確になる。理解度は格段に上がるってわけだ。」

「わかったか早瀬。昔からそうなんでしょという考えじゃダメだ。物事には意味がある。本質がある。なぜこの問題はこう書いてあるのか。なぜ俺たちは一見こんな遊びみたいなことをさせているのか。あらゆる角度から本質を捉えるんだ。」

「東大が一番求めてる能力はなんだと思う?」
「どれだけ本質を考える力があるか、そこなんだ。」

「いいか、東大生はな、日常目にするもの、全てに対して“なぜ”を考え本質を見ようとする。お前たちがやるべきなのはその思考法をまねることだ。」

「お前らがなんでバカなのか教えてやろうか。それはなぁ、お前らが物を知らねえってことだ。教科書に載ってる知識のことじゃない。世の中の実態と仕組みを知らねえってことがバカなんだよ。お前ら今世界がどういう状況かわかるか。未曾有の危機だ。疫病、天災、それによる経済の麻痺、想像もしなかったことが次々と起きてる。もしかしたら戦争だって起きるかもなぁ。かつての常識はもう通用しない。もう何が起きたって不思議じゃねぇんだ。そうなった時、お前らが住んでるこの国は、何が一番必要になってくるかわかるか。金だ。税金だ。国はなぁ、お前らにはバカなままでいて欲しいんだ。それが本音なんだ。何にも疑問も持たず、何にも知らないまま調べない。ただひたすら政府に従い働き続け、金を払い続ける国民であって欲しい。それを別の言葉に言い換えると何だ。馬車馬だ。国はお前らにはただひたすら黙々と馬車を引く馬車馬であって欲しいんだ。その方が都合がいいからな。世の中は平等だ、国民は自由だ、差別なんか一つもねぇ、そう刷り込まれてきた。だが実際はそうじゃない。どんなに努力しても、どんなに力を振り絞っても、本質を見抜く力がなければ、権力者と同じ土俵にすら立てねぇんだよ。」
「だからなんだよ。国のせいだろ。俺たち関係ねぇし。」
「だからお前らはバカだってんだよ。誰かのせい国のせい時代のせい。他人を叩き批判して、文句を言って何が変わる。ルールを作ってる奴らはなぁ、この状況がおいしいからこういう仕組みにしてんだ。自分は関係ねぇからなんて言ってたら、一生騙されて高い金払わされ続けるぞ。なぜ社会はこうなってるのか、誰がどんな意図でこの仕組みを作ったのか、本質を見抜き、自分なりの答えを出す力を付けろ。その時初めて、馬車馬が人間になれる。そのためには勉強するしかねぇんだ。勉強ってのはなぁ、この国で許された唯一の平等なんだ。今お前らは運がいい。今お前らにはこの俺がいる。どんなにバカで間抜けな奴でも、やる気さえあれば東大に合格させてやる。いいか、搾取されるだけの人間になりたくなければ、不満ばかり言う人生を送りたくなければ、お前ら勉強しろ!バカとブスこそ東大に行け!」


「実は努力の原動力はポジティブ感情よりもネガティブ感情の方がパワーが強いの。こんな格好したくないという思いで、必死に問題を解き、それを理解するとはちまきを外せる。いつしかそれが快楽になり、気づくと勉強に対して、ポジティブな感情が生まれるの。」

「このバッジの意味。いついかなる場合も“自由と正義”を求め、“公正と平等”を期す。今ほっておいたら、弁護士のあるべき姿に反します。」

「根本的に変えようと思ったら、少しは頭を使え。現状を受け入れるな!」


「勉強ってのは強制的にやらされたからって伸びるわけじゃねぇ。だからって野放しに自由にしてやればいいってもんでもない。人間には上を目指したいという本能がある。覚悟を決めたら生徒は自ら殻を破り能力を開花させる。教師の役目は奴らの中に眠ってる好奇心を刺激してやることだ。違いますか?」

精神的にも強くならなきゃいけないし、
健康管理、時間配分も大切。

「がんばれ。」
先生からその一言を励みに頑張っていた。
応援する言葉はやっぱり、これだよね。
この一言に限る。

「一日一日を無駄に過ごすか、
一分一秒にベストを尽くすか。
どっちを選ぶかはお前次第だな。」

「お前ら、いつか俺が言った言葉、覚えてるか?クソみてぇな人生を変えられるのは自分しかいない。人は誰かを変えることなんかできねぇ。俺はそう言った。だが、よく覚えておけ。お前らが真っ直ぐな思いで突き進むとき、その姿は他の誰かを動かす原動力になる。自分を信じて、まっすぐ突き進め。そうすりゃいつかその姿は人に勇気を与え、希望を与える。お前らの熱意が努力が思いやりが周りの人間を突き動かす。そしてそれは巡り巡っていつか社会を変えていくんだ。」


結論、阿部寛、最高。
勇介×ぶーの姿見たかったなああああああ。
なんで山P声だけなの。。。。。
なな

なな