RyoS

ドラゴン桜のRyoSのレビュー・感想・評価

ドラゴン桜(2021年製作のドラマ)
2.3
※スコアとレビューは毎回更新します

第一話
南沙良観たさで観たが流石にひどすぎて次回から迷うレベル。まあ観るけど

生徒をもっと観たいと思ったが、続編なので古参や大人がメインで下地が作られるまではつまらないというのはある程度想定済み、そして時代錯誤的な指導を支持する姿勢も漫画を読んでいたので織り込み済みであった。が、である。

冒頭、机は叩けばいいと思ってる薄っぺらすぎる演出に(多くを机の上で行う)勉学へのリスペクトが一ミリも感じられない。また、自由と東大を二項対立に置く薄さ(というよりそもそも対立するものではない)、チェイスシーンのダサすぎる広角ショットと早すぎるカット割りに反して異常に時間を引き伸ばすちぐはぐな演出、恐らくは人間の成長物語となるはずなのに初手から人を人と思っていないような過剰な演技で雑すぎる人間描写と、挙げれば枚挙にいとまがない。第一話は何でも詰め込んでとっ散らかる事が多いが、それで大目に見れるレベルではない。

褒めるとするならSNS、動画を用いた点くらい。

第二話
えっとバドミントン部を描いたドラマだっけ...?
ようやく生徒にフォーカスしてくれたのは第一歩。しかし大半は本筋と無関係なバドミントンのシャトルばかり写ってた。南沙良の扱い雑すぎて泣ける。これではいくら芝居が良くても全然伝わらない。次回はある程度東大専科が揃うらしいから期待(していいのか?)。

第三話
ようやっと始まった。阿部寛を神格化したいのは分かるが、だからといって長澤まさみをコケにするのはどうかと。卒業生という面白い立場なんだから、もうちょっと賢い立ち回りさせて上げたら深みも増すのに。。。初回で出てきた坊主2人組といい、このドラマは人の扱いが雑すぎる。まあでも南沙良の出番が増えたのでヨシ!

第四話
瀬戸の会

第五話
けんたの会。発達障害の人を取り上げるというなかなか良かった会。ただずっと大人目線、健常者目線だったので、たまには障碍者目線でも新鮮なんじゃないかなぁ。あと、何もしないでも藤井との二項対立に陥りがちなのにわざわざ試験で勝負させるという、それを助長させる演出はどうなのか。

第六回
小杉と藤井の会。脇役の扱いが酷すぎるがメインキャラはだんだん面白くなってきた。

第七回
流石に渡辺直美は無理だったのか〜

第八回
岩崎の会。基本ハッピーエンドだし葛藤シーン浅くなりがちなのがおもんない

第九回
突然の共通テスト。冬のはずなのに葉が多い茂るドラゴン桜。いつの間にか東大目指すドラマから学園の買収を阻止するドラマに変わってる。観客は知っていて登場人物は知らないというサスペンスの基本をちゃんと敷いておいてるのに、くど過ぎる演出は興ざめ。しかしそこからの展開はサプライズという意味では面白い。ちゃんと注力してれば皮肉にもこっちの方が面白そう。

第十回
最初から最後まで藤井の成長物語だったら満点!!!まさかの藤井が全部持っていきましたね。
全体的には早瀬と天野が軽んじられてる一方、後ろの三人はなかなか面白かった。
あと机バンバン叩いて怒鳴り合うの、やめてほしい。会議室に机と椅子しかないから机叩くの、演出の敗北では。ちなみに逆光で写った親父さんの大量の唾はなかなか良かったですね笑。あれ一つで強烈な悪あがき感が出ててよき。
あとサプライズばかりで伏線を張れない脚本もどうなんでしょうか。。。張ればいいってもんでもないけど。脚本は難しいですねやっぱり。
RyoS

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