ルーク大佐

ウォーキング・デッド シーズン11のルーク大佐のレビュー・感想・評価

4.3
10年以上も堪能してきた名作シリーズがついに幕を閉じた。
シーズン11をこれまで放置していたが、スピンオフ『ダリル・ディクソン』『デッド・シティ』がリリースしたのをうけて、見始めた。

最終話では過去の主要キャラが次々と顔を見せる。
懐かしい。
愛すべき者、憎らしき外道、かわいそうな善人など、さまざまな人物が登場したことを思いだす。

欧米ドラマ史を考えるうえで、本作や『24』や『GOT』などはやはり別格の存在なのだ。過去作への影響を思うと。

本シリーズはニーガンが善人になったあたりからスリルが半減し、やや飽きてきたことは否めない。シーズン8か9くらいからマンネリ感が出てきた。

なので、どんなフィナーレになるかとずっと期待していた。
最終話はエグイゾンビドラマにもかかわらず、音楽が美しい。
落ち着くところにオチをつけた感じだ。

シリーズを通じてもっともまともな人間は、ダリルなんだよね。
最後の最後にリックが出てきたが、彼はリーダーといえども、行動が浅はかで複眼思考ができず、やたらとトラブルを招き、家族も危険な目に遭わせてきた。見栄っ張りでアタマのかたい疫病神だと思う。

さあ、これからスピンオフシリーズ2つを楽しみたい。
ルーク大佐

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