とにかく怖い。
ユースケサンタマリアと北村一輝ではなかったら観られなかったかもしれないレベル。
火野正平目当てで来たけど完全に北村一輝、ユースケサンタマリアに呑まれました。
火野さんはファーストコンタクトが極妻1996の刺客だったので、おちょけたネズミ構役で新鮮、イメチェン、可愛かった。
怖い人がぞくぞくするくらいイケメンなのと、ちょいちょい笑わせてくるイケズなご近所のマダム達、長さんの渋いイケボが唯一の救い。
ホラーサスペンスでありながら、究極にねじ曲がったラブファンタジーでもあり、今では放送できないであろう超グロシーンも余すことなくちりばめられている。
オムライスと見せかけてブルーカレー、ブルーカレーと見せかけてウニ(トゲに包まれた美味)、なのである。
虫の話は本当かどうか興味が湧き、痛ましく忌まわしいが切ない、そんな恋と恨みと絆のストーリー。
長さんの最終話のひと太刀、お見事です。
出てきた虫を踏み潰すまでが、トドメだった。
しかし、最後のカットにまた不穏な影が?!
もはや彼が主人公です。将来コナンとコラボしてベルモットや灰原、コナンたちとアポトキシン対談してほしい。