（吹替）
前シーズンよりも先へ先へとどんどん進みたくなる面白さがあった。大胆に先の展開を見せてからのスタート。その為、どんなにレクター博士が上手く人を操ろうとも、イライラする気持ちがマイルドになったのは良かったが、それでもウィルと恋仲だったはずの女博士とジャックにはいい加減気付いてよ！とイライラしてしまう。（レクター博士の読心術と操る技術が高度過ぎるんだけどね……自分も絶対操られるしすぐ殺されそう笑）
気品の奥に隠れた計算高さと残酷さを覗かせるハンニバルをよそに、ウィル自身も境界が曖昧で観ているこちらも混乱してくる作りは面白かったけど、冒頭に観せちゃうせいでスリルが半減している気もする…。
ウィルの動向についてはシーズン１で突き落とされて絶望的に終わったはずなのに、思わぬ流れでまた立場が変わりだしたかと思えば新たな絶望が待っていたりで…改めてレクター博士の賢さと陰湿さに度肝を抜かれている。カリスマ的な要素が映画版もドラマ版もレクター博士にはあるけど、ドラマ版のようにここまで裏の所業を見せられると早く化けの皮を剥いで、収監されてくれ！！と願わざるを得ない。だからとてもシーズン３が楽しみです。
忘れた頃に登場人物を出してくるのがドラマあるあるだけど、そこら辺が巧みだからか飽きずにいられたけど、お馴染みの仲間から死者が出てしまうのはすごくショックだった…死ぬ時はスパスパ死ぬし、大胆な展開で安堵したりと緩急バランスもなかなか。
前シーズン同様、レクター博士以外の異常犯罪者を混じえながら進んでいくので、世界の地獄名鑑的なショッキングさは相変わらずで、フィクションとしてはそこら辺が楽しい。（相変わらず胃は痛いし観ながらご飯は食べられないが……）
映画版ではゲイリー・オールドマンが演じてた豚に食い殺されるメイスンが描かれていて感激。マイケル・ピットの出演が嬉しかったし、なかなかの怪演でレクター博士を凌ぐ存在感。これが映画に繋がっていくと思うと感慨深いものがある。
旧作開拓の過程で、マイケル・ピットの出演作には印象深い作品が多くて心に残っていたから、割と近年の活躍を観れたことに大満足。シーズン３は降板しており残念だけど、他作品でももっともっとマイケル・ピット観たいな～🥹🙏
1話43分でも13話あるとなかなかのボリューム感で観終わった頃は疲れてるけど、シーズン３でようやく決着つくみたいなので楽しみに挑みます。
ウィル頑張ってくれ！！！！！！
そしてジャック死なないでくれ！！！！！！
