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はみだし刑事情熱系 PARTⅠのHILOのレビュー・感想・評価

はみだし刑事情熱系 PARTⅠ(1996年製作のドラマ)
5.0
『太陽にほえろ!』でデカが犯人をリンチしたり拳銃をドンパチしてド派手な銃撃戦で盛り上がったりした昭和。平成に改元して『踊る大捜査線』で警察官は公務員であり階級社会だと刑事ドラマの常識を覆した。そんな時代の間の作品。警察官だが拳銃は許可がないと射撃出来ない(それでも踊る大捜査線や以後の刑事ドラマと比べればまだ昭和の名残りが強い)。階級社会で上級職には逆らえない(巡査部長の柴田恭兵は常に嚙みついては処分の日常 ^^;)。何より所轄が本庁に逆らっての違法捜査が目立つのが初期の路線。昭和から平成に改元すると共に刑事ドラマの転換期としては面白い時代背景。ちなみにポーカーフェイス役の風間トオルさんはノンキャリアの巡査部長です。紅一点の黒谷友香さんも巡査部長です。というか警視庁刑事部広域特別捜査隊は上司の風吹ジュンさん以外の全員がノンキャリアですね。
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