愛なんていらねえよ、夏のTOMJFKのネタバレレビュー・内容・結末

全10話を観た。
なかなか凄いドラマだった。何度か涙が溢れた。そして何より渡部篤郎の演技が神だった。　
34歳の渡部篤郎。凄すぎ
22歳の広末涼子。
20歳の藤原竜也。凄い

ただ第1話で「お兄ちゃん」に成り済ますわけだが、新聞に遺産10億と出る程の話題になった家であれば、詐欺師が訪ねて来ることも想定されるわけだから、本人確認はもっと厳密にやるはずだ。
本人確認、遺産相続手続きのためにはタメゴロー本人の実印や印鑑登録証明書が必要になってくるのではないか。
そうなると、タメゴローは死んだ後、葬式をやり、火葬してお墓に埋葬したのであれば、新宿区役所に死亡の届けがあり、実印は無効になるはずだ。この時点で、もはや本作の展開は進まないのではないか。
そのことが引っ掛かって冷ややかな気持ちで観ていた。

しかし、そのことを横に置けば、最後まで素晴らしい展開のドラマだった。
あと何点かおかしな箇所はある。
★9話で手首を切る亜子。かなりの出血だが、あっさり助かっている。レイジだけで助けられたのか?
★10話で奈留にナイフで刺されるレイジ。まるで死んだかのような描写。しかし、その後、あっさり生きていた。しかも、ここは病院なのに、そばにいるキリコは助けもしない?　なんか違和感。