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お登勢
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『お登勢』に投稿された感想・評価

MEIKO

MEIKOの感想・評価

2.3
毎回なんとなく見てます。

沢口靖子がデコ人形みたいに綺麗だけど演技が下手過ぎて逆に感動する。

昔の貧富の差と、身分制に笑ってしまうぐらいのプライドと、武士の単細胞な行動に呆れます。

幕末クーデターは、田舎侍の待遇不満のパワーですね。
NHK製作とは思えないくらい、ジェームス三木の脚本も説明不足なら(いちいち背景事情をネットで調べないと楽しめないドラマてダメだろ)、主演の沢口靖子のど大根な演技もひどかった。徳島藩と稲田家の内部紛争で起きた庚午事変という明治維新の際のマイナーな事件を扱ったとはいえ。原作のこれからハラハラドキドキにお登勢が突入してしまう部分をぶったぎっての北海道に津田貢と移住したとこで話し終わるくらいならドラマつくるなよて感じ、小説を読まなければ面白さがまるで堪能できない作品
noris

norisの感想・評価

3.5
船山馨は忘れられた作家と言っていいだろう。椎名麟三などとともに第一次戦後派を標榜しながらヒロポン中毒となり、20年後に「石狩平野」で新聞小説にカムバック、おびただしい小説を書いて映像化されている。

幕末の庚午事変をモチーフとする本作もその一つで、68〜69年に毎日新聞に連載され(続編は72〜73年に北海道新聞)、TBSとNHKがドラマ化、前進座が舞台化している。ドラマも舞台も脚本は全部ジェームス三木(舞台は演出も)。TBS版(ヒロインは音無美紀子)は71年のポーラテレビ小説だが、NHK版は2001年と新しい。

ヒロインお登勢を演じるのは36歳の#沢口靖子 で、デビュー17年目とは信じられないほど演技が拙い。見ていると、美貌とのアンバランスに頭がクラクラする。

庚午事変とは、稲田家と蜂須賀家の確執で膨大な犠牲者を生み、事件後、徳島県だった淡路島は兵庫県になり、稲田家は北海道の開拓民になってしまったという大事件である。その稲田家の令嬢を演じるのが沢口のひとつ年上の#森口瑤子。

金曜時代劇という枠と沢口の演技で録画を消そうかと思ったが、面白そうなので続きを見る。