菅藤浩三さんの映画レビュー・感想・評価

菅藤浩三

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ノマドランド(2020年製作の映画)

2.0

高齢者ホームレスのドキュメント番組のようでした。正直、ベネチア金獅子賞をとったとかアカデミー賞で中国人がはじめて監督賞と作品賞をとったとか、主演のマクドーマンドがファーゴ・スリービルボードに続いて3度>>続きを読む

ガール・コップス(2019年製作の映画)

5.0

ミヨンは、警察官から事務官に降格され、幼い息子と無職の夫を抱えながらも平穏な日々を過ごしていた。義妹で熱血刑事のジヘも、トラブルを起こした末に同じ課に配属された、ジヘとミヨンは喧嘩仲間。そんなある日、>>続きを読む

刑事物語(1982年製作の映画)

4.5

いきなり博多山笠そしてトルコ風呂への見込捜索を新聞で叩かれる事態からはじまる、実は子供にはかなりヘビーな展開の第1作。聴覚障がい者を演じる有賀久代はこの1作のみ、上半身裸のシーンからスタートする。さら>>続きを読む

ウエスト・サイド物語(1961年製作の映画)

4.5

1962年アカデミー賞を多数部門でずらり獲得したアメリカ映画界不朽の名作。中盤のジェット(ポーランド移民あがり)のもとリーダーでありベルナルドの妹マリアと恋仲になったトニーが、シャーク(プエルトリコ移>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

2.5

ネグレクトと暴力で、よく沼地で大人になるまで育ったなて思ったフィクション設定。お風呂も石鹸もない沼地で暮らしてる娘は、いかに一見キレイでもニオイがきついだろうとしか想像つかないのに、なんで2人の男性に>>続きを読む

ゴジラの逆襲(1955年製作の映画)

2.0

山下達郎が好きだというので見てみたのだが、1作めがゴジラ一頭で大ヒットしたので2作めはアンギラスという怪獣も加えればさらにヒットするとでも思ったのか、ゴジラがなんで暴れてるのかなんでアンギラスを退治す>>続きを読む

蛇の道(1998年製作の映画)

2.5

監督はのちにベネチア銀獅子賞を受賞し国際的に注目されている黒沢清。画像がVシネマ、20世紀の作品なのでびっくりするくらい香川照之が若い、そして哀川翔は意外なくらいに風貌も変化してない。ストーリーは復讐>>続きを読む

オーバー・ザ・トップ(1987年製作の映画)

2.5

学業優秀な息子との断絶も、名家の祖父との確執も、ぜんぶ腕相撲で解決する力技映画。ロッキーが1970年代・ランボーが1980年代で、この2つのヒット作を連発してた頃のシナリオはスカスカのアメリカンな作品>>続きを読む

野のユリ(1963年製作の映画)

5.0

KYなシスターのマザーマリア(ほかの修道女はドイツから亡命しており英語を解さない)、リリアスカラが、風来坊の若い黒人ホーマースミス、シドニーポアチエのやりがい搾取してる作品といえなくもないのだが、それ>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

4.0

学園祭がテーマなので、サブキャラのなかでは面堂終太郎とさくら先生がかなり活躍し、チェリー坊はちょっぴりしかでてこない。メガネとか同級生がけっこうでてくる。押井守が脚本監督をてがけただけに、おとくいのS>>続きを読む

42〜世界を変えた男〜(2013年製作の映画)

4.0

まだ公民権運動すらなかったし、たった1人の黒人だし、ハリソンフォード演じるオーナー以外は、チームメイトもメディアも観客も敵だらけだったんじゃないかな。闘わない勇気、最後にその闘いに勝利したから絶賛され>>続きを読む

ミュンヘン(2005年製作の映画)

2.0

スピルバーグはまるで興行であてる気なくつくったな、金持ちの趣味。ミュンヘン五輪でのイスラエル選手団を拉致監禁したテロそのものでなく、テロのあとにパレスチナの計画メンバーをイスラエルが殺していく、復讐の>>続きを読む

劇場版TOKYO MER 走る緊急救命室(2023年製作の映画)

5.0

しょっぱなから飛ばすチームの連中。横浜ランドマークタワーの非常階段を70階あがっても、すぐに救命手術を開始できる鈴木亮平はドラマのときとスーパーヒーロー。賀来賢人の代わりに有能な対立軸に登場したのが杏>>続きを読む

蒲田行進曲(1982年製作の映画)

4.5

銀ちゃん・小夏・ヤス、この3人の組み合わせとキャラづけがなんとも素晴らしい。ハチャメチャな風間杜夫の滑舌の良さときたら、台詞の量も異常に多いんですよ。このあとスチュワーデス物語などメインキャストの1人>>続きを読む

(1954年製作の映画)

3.5

まことに粗野な大道芸人ザンパノ、白痴の演技が見事なジェルソミーナ、1950年代にそんな2人の共依存、そして途中でそれを変化させた道化師イルマットとその不条理な死をえがいたフェリーニの名作。ベネチア銀獅>>続きを読む

マッドマックス 怒りのデス・ロード(2015年製作の映画)

4.0

最初はウォーボーイズに輸血袋とされるなどやられまくったマッドマックス自身の逆転劇よりも女隊長フュリオサを演じた短髪のシャーリーズセロンのカッコよさときたら。明らかに彼女が主役を獲ったといってよい作品。>>続きを読む

雨月物語(1953年製作の映画)

4.5

1953年ベネチア銀獅子賞、溝口健二作品の中でも、これが評価高いのは納得です。とはいえ、近江で羽柴秀吉と柴田勝家が対立していることが世界で知られてるはずがなく、出世欲と金銭欲に目がくらむ男、そして男の>>続きを読む

時をかける少女(1983年製作の映画)

3.5

原田知世のデビュー作、原田知世の台詞はものの見事に学芸会です。ただ技術なんぞものともしない、時代をこえた清純さ。1983年の作品ですが、いまでも不変に通用する色気を備えるまえのルックス。尾道三部作の真>>続きを読む

岸辺露伴 ルーヴルへ行く(2023年製作の映画)

3.5

飯豊まりえと木村文乃を一緒にだしたらダメだって。キャラ違いとはいえルックスの完成度の違いがどうしても目に入ってしまうから。そのくらい木村文乃が演じた奈々瀬の艶気がぷんぷん漂ってる。フランス語がペラペラ>>続きを読む

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

1.5

フランス語で、孤独な香水調合士の鼻(ね)と離婚調停中の運転手との遭遇なんて、普通につくるといいヒューマンドラマになるはずなんだが、ユーモアが活かされていなかったためか期待外れだった

トップガン マーヴェリック(2022年製作の映画)

5.0

36年前につくられたシーズン1の登場人物ハングマン、そしてグースの息子を実にたくみに織り込んだ脚本、そこから派生する物語(ジェニファーコネリーとの恋愛も一応お約束てことで)もミッチェル大佐にとってはナ>>続きを読む

イチケイのカラス(2023年製作の映画)

4.0

 実際の刑事手続がどうこうて話はドラマ時点から抜いていいファンタジー設定ということを前提に、ストーリーそのものがどうだったかに言及すると、意外に面白かった。なのでファンタジー設定を抜きにした論評は無粋>>続きを読む

容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

5.0

古畑任三郎や金田一少年の事件簿よろしく、倒叙ものは脚本と裏をかくトリックがしっかりしてないと見て損したと思わせかねない。これは堤真一の感情を最後以外抑えきった演技が非常に活きてて、もろ真犯人の知恵に翻>>続きを読む

真夏の方程式(2013年製作の映画)

1.5

もはや湯川学が科学者でなく探偵のように動機の推理までやっとる始末。杏はここでも存在感抜群の一流の女優ですね

ドラゴン怒りの鉄拳(1972年製作の映画)

5.0

道場の迷惑もなんのその、予告なしにスタンドプレーで、上海租界で中国人を犬扱いする日本人空手家(にしてはどいつも大して空手のわざをつかわずに、不利になるとすぐに日本刀を取り出すやつら。むしろ剣道だろそれ>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.4

2001年テロを契機にはじまった中東での戦争で、やたら狙撃がうまいクリスカイルが主役。監督はクリントイーストウッド。人がバンバン、シュート(狙撃)されるのでR指定も当然、アメリカでも反戦なのか好戦なの>>続きを読む

サイコ(1960年製作の映画)

2.5

あれ?こんなにつまらなかったっけ?ていうくらい設定はその後の多くの作品にこすられまくってる、ラスト数分で医者による説明口調の種明かし。ノーマンベイツを演じるアンソニーパーキンスが二重人格で、4万ドル盗>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2(2011年製作の映画)

2.5

グリンゴッツ銀行ではインディジョーンズぱくり?のトロッコ移動やらドラゴンとたたかったり、ホグワーツの校長になったセブルススネイプは実はハリーの母親に片想いしてダンブルドアの頼みでずっとハリーを見守って>>続きを読む

UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー(1976年製作の映画)

2.5

剣鉄也が登場しないのはなぜだろう。ぎゃくにマジンガーZの兜甲児が当たり前のようにグレンダイザーのレギュラーだったことにオドロキ、ただし兜甲児はロボット操縦せずにあくまでUFOにのるのみ。グレートマジン>>続きを読む

ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1(2010年製作の映画)

2.1

この回だけで新たに登場する端役とアイテムがたんまりで、ワクワクドキドキとかでなくついてくだけで大変、熱烈なファンは嬉しいんだろうけどにわかファンにはもはや苦行でしかなくなってる。謎のプリンスでだいぶん>>続きを読む

シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション(2018年製作の映画)

5.0

このフランス人監督の、北条司原作へのラブ&リスペクトの濃さといったら!!! キャスティング・アクション・ストーリー・エロコメディ、すべて満点文句なし。見てない人で原作マンガ好きな人には激烈に推せる実写>>続きを読む

ハリー・ポッターと謎のプリンス(2008年製作の映画)

3.5

父親がアズカバン送りにされたドラコマルフォイが一気にキーパーソンに昇格。セブルススネイプはボルデモート側の人間みたいにふるまっててるが、本音がポッターの完全に敵になってない理由がよくわからんこの回では>>続きを読む

グレートマジンガー対ゲッターロボ(1975年製作の映画)

4.0

どちらが宇宙怪獣ギルギルガンを倒すかでライバル心が表面対立していた剣鉄也と流竜馬(赤いゲッター1を操縦)が、ギルギルガンにお互い単体だとまるで歯が立たないことで共闘にめざめて、宇宙怪獣をやっつける30>>続きを読む

マジンガーZ対暗黒大将軍(1974年製作の映画)

5.0

兜甲児(マジンガーZ)・弓さやか(ダイナアンA)・ボスボロットを操るボス、並の作品でないのは、暗黒大将軍あやつる多数の機械獣をこえた戦闘獣にマジンガーZですらどうにか善戦するもかなわないくらいやられま>>続きを読む

アラン・ドロンのゾロ(1974年製作の映画)

3.0

ストーリーはごく単純、流れ者のディエゴが、スペインからメキシコ総督に派遣された親友ミゲルが悪いウェルタ大佐にやられたので、復讐のためにオモテでは頼りない総督代理に就任し、裏ではマスクをかぶって謎のゾロ>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

2.0

やはり村上春樹の作品と私の感性とはあわないな、たとえオスカーを授賞して複数ノミネートされていても。冒頭の霧島れいかの艶戯に、文芸作品じゃないのこれて驚いたが、あとは西島秀俊・三浦透子・岡田将生、どの登>>続きを読む