ちどりん

輝くか、狂うかのちどりんのレビュー・感想・評価

輝くか、狂うか(2015年製作のドラマ)
3.9
いくつかチャン・ヒョクの作品を見ていたらあの笑いが気にならなくなってむしろ面白く感じてきた。
主役の2人ともひょうきんな役があっている。
チャン・ヒョクはひょうきんな役も良いし、真剣な眼差しも渋いし、鍛え抜かれた肉体も惚れ惚れするし、あとはもっと得意なアクションが見たいところ。
ときたま凍りつくようなギャグを言うのは脚本だろうかチャン・ヒョクのアドリブだろうか、気になる。

内容は呪われた皇子として扱われてきたチャン・ヒョクが渤海の最後の姫であり商人のオ・ヨンソと出会い恋をする。
その後チャン・ヒョクは腹違いの姉弟の姫と婚姻をするがその妻の元恋人だった刺客がチャン・ヒョクを狙う。
そしてその刺客はオ・ヨンソの生き別れた兄であるというなんとも人間関係が入り乱れたドラマ。
従兄弟同士、兄弟同士が殺し合う皇室。
史実を元にしたドラマだが、高麗の近親相姦な婚姻には驚かされた。
同じ父親同士で結婚するとは…。

はじめの5〜6話が退屈だったが、どんどん面白くなってきて20話辺りで失速するも最終話でしっかり感動させられる。
男色の疑いを持った辺りが声を出して笑うほど面白かった。
よくお茶を飲むヨウォン姫、演技がめちゃくちゃ上手かった。
22話目にして初めて涙が出た。
イム・ジュファンは報われない恋をして陰ながら支える男の役がすっかりハマっている。
チャン・ヒョクを見るなら時代劇が良い。
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