1週間ぐらいでシーズン1から一気見しました。なかなかしんどかった。。
高校の化学教師が麻薬の精製に乗り出す話。
これほどまでに共感を生まない主人公はなかなかいないでしょう。
身勝手過ぎるし、感じ悪いし、毎度毎度判断も悪いし、口を開けば嘘ばかり。
2008-2013年に放映されたドラマシリーズなので、今見るとやっぱりちょっと古いところはあるんですが、当時だと「アメリカ的な父親」の在り方に影響を及ぼした可能性はあるでしょうね。
物質的に満たすことでしか家族に応えられない男。それが家族の望みと違っていても。
プール付き一戸建てが象徴。「家」がこのドラマを通じて常にひとつの装置であったように思います。
ドラマとしては、ガスの登場ぐらいから面白くて、しんどいとは思いつうも、次へ次へと見てしまう感じ。
毎エピソード冒頭に伏線を入れていくつくりが非常に見事でした。
あとは、ハンク、スカイラー、ジェシー、ガス、ソウル、ヘクター、マリー、ジュニアあたりのキャラクターたちが、ドラマにバランスとシリアスさをもらたらしていたように感じました。
最後にスカイラーに語った「動機」が、見事に全てを回収したと思います。にしても、長かったー。