ntm723

バビロン・ベルリン シーズン1のntm723のレビュー・感想・評価

3.8
監督・脚本の中にトム・ティクヴァの名前を見つけて興味をそそったドイツの歴史スリラー。
ナチ、ユダヤもの?と思ったら第一次世界大戦直後のワイマール共和国時代を描いたネオノワールで、オープニングからセンスがいいし、メインキャストも魅力的。
男装のスヴェトラーナが歌う怪しげな"Zu Asche, zu Staub"がまたクセになる〜。

登場人物が結構多く、主人公の追ってた真相はそんなに深刻って事でもなかったけど、大戦後の莫大な賠償問題と社会主義で混乱した中、キャバレー等の大衆文化が栄えて「黄金の20年代」と呼ばれたこの時代が何とも独特の魅力を放ってた。
とにかく"モカ・エフティ"の外観とそこでのダンスシーンが素晴らしい。
群衆を描いたシーンはトム・ティクヴァ感がすごい出てて、「パフューム」を彷彿とさせる。

ちょっとドイツ語聞き飽きたし、フランスドラマの続編が次々と放送されてるから一旦離れるけど、次シーズンも見よ。
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