かわだ

ピーキー・ブラインダーズ シーズン6のかわだのネタバレレビュー・内容・結末

4.5

このレビューはネタバレを含みます

絶望のどん底みたいなとこから良く綺麗に上手いこと終わらせたと思う。最後まで観てよかった。

当然の報いでもあるけど、贖罪のための善意が裏目に出てあらゆるものを奪われていくトミーが流石に不憫すぎて居た堪れなかった。
ただ最後にはお決まりの悪党が極悪党を倒す痛快な展開で気持ちよく終わってくれて良かった。
序盤は展開遅くてくどめだった分、どんでん返しで一安心。(でも敵の裏をかけた理由の描写あった?)

と同時にまだまだ続きが観たい!これから制作の劇場版で完結みたいだし、残された極悪人達にもきちんとけじめ付けさせてくれ。シーズン5のジミーマッカバンとかどこ行った!

今シーズンはゴッドファーザー3やインファナルアフェア3のようなマフィアの破滅と贖罪に向き合う物語。だからこその序盤の冗長さと鬱展開だったと思う。
最後に娘がトミーに生きるように諭したのは、死ぬことでは贖罪にはならず、善行を積むことでした赦しは与えられないってメッセージなのかな。
急にキリスト教的だけど、そういう意味でピーキーシリーズはメジャーなマフィアもののラストとは異なる終わり方になったと思う。
死の宣告によって自分が為すべきことと命の使い道を悟り、臨死体験によって過去の悪事やトラウマから解放され、トミーはこれから善行を積む本当の義賊になっていくのか?
最後主治医を殺さなかったのは本当にトミーが生まれ変われたからなのか?
続編を見ないとその辺は正直わからない。早く映画が観たい、、

老兵チャーリーの活躍が胸熱。IRAとの決戦がカッコいい
かわだ

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