サラフィアー

Marvel ルーク・ケイジ シーズン1のサラフィアーのレビュー・感想・評価

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ジェシカ・ジョーンズ登場時からのスーパーモテまくり男設定が苦手で、うーん…と思いながらも無事完走。
序盤はあまり乗れなかったけど、6話くらいから展開が読めなくなってきてようやくハマれてきた。

黒人であることだけで脅威と見做されてしまうアメリカ社会で、
壁に穴を開け、銃弾をも跳ね返すルークはどれだけ正しい行いをしていようと、
人々の恐怖の対象になってしまう。これが白人だったらまた話が違ってたはず。
そんな中でも戦い続ける男はまさにハーレムに希望を与えるヒーローだったんだろうな…

成功してリスペクトを得るために、暴力とドラッグに手を染めるストリートのギャングたち。
そしてそれが成功への近道として子どもたちへ受け渡される負の連鎖。
悪役が悪に落ちる経緯がかなり社会的な問題で辛かった。
家族や友人が当たり前にこれをやってる世界で、自分だけどうして抜け出せるだろうか。
真っ当に働く姿を若者に見せようとしたポップのような大人が必要だなと改めて思う。

今作も私情挟みまくりの悪役がたくさん出てきて良い。
「悪いグリーンブック」ことコットンマウス(マハーシャラ・アリ)もいい感じに狂ってて良かった。