神すぎる!ブレイキングバッドはリアルタイムで追って大好きだったけど、ソウルの道徳心の欠落からなかなかはまらなかったベターコールソウル。
しかし、シーズン4終わりの方ソウルが奨学金候補学生に本音を語り、シーズン5のアイスの描写でぐっときた。
そうか、一度落ちたものはなかなか這い上がれない、社会や世間から認められない。それを丁寧にここまで描いてきた。
やっとアイスを手に入れても蟻が食べ尽くすかのように、やがて深い闇が襲ってくる。スリッピングジミーの本質と闇の誘惑と、そのスリッピングジミーの手腕を必要とする闇の者たちが。
一度闇に落ちた者は日のあたる世界じゃ歯が立たない。そんな諦めとともに闇の世界にずぶずぶ沈んでいくソウル。饒舌さと滑稽さの裏に本来日のあたる世界をまっすぐ目指していたソウルが過去にいたのか。なんてせつないんだ。
あとbbシリーズからのおきまりで、部外者で善良な人が巻き込まれて後ろ髪ひかれながら始末しなくちゃいけない。訳ありすぎるマイクが、ジェシーに感情移入していったのもせつない。
あんまりにも素晴らしすぎて、ほんとにたくさん語りたくなるシリーズです。