このレビューはネタバレを含みます
休日に全11話一気見。
「気持ち悪い」という評価があるのを知っていたから、なんとなく積極的に観る気にはなれていなかった。
でも、わたしにとってはそんなことなかった。
有村架純演じる聖の煮え切らない言動に、ちょっとモヤっとする場面もありつつ、
嘘をつきたくない、とか
周りとぶつかっても自分の思いを伝えたい、とか
わたしもわかるなと思ってしまう。
しがらみとか、コンプライアンスとか、大人の社会で生きる聖が、水上恒司演じる晶と対比して(割と対比できてない)描かれる。
そんなもんどうでもいいと、自分がどう生きたいかが大事だと、わたしも思ってしまいがちだから、
周りの理解も得ることが大切だと気付かされるという意味では、わたしも2人と一緒に勉強させてもらったのかも。
聖の年齢が自分と近いこともあって、経験と感情を追体験させてもらったような気持ちにもなった。
そして水上恒司が何よりかっこいい。
晶の中学生としてのおぼこさは、彼にとっての俳優デビュー作だからという理由で感じられたのかもしれないけど、
ただそれによって演技の未熟さみたいなものは全く感じられなかった。
彼を見て、わたしもあんな人を好きになりたいと思っちゃった。
わたしが、あまり気持ち悪いと思えなかったのって、この歳で未だ純愛に夢見すぎてるからなのかな。
最後の1分、ありがちっちゃありがちではあるけれど、
聖と晶の2人にとってわかりやすいハッピーエンドでただただ救われた。