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警部補 古畑任三郎 1stのひでGのレビュー・感想・評価

警部補 古畑任三郎 1st(1994年製作のドラマ)
3.6
今更のレビューなんだけど、
田村正和さんの輝いていた時代は
もう一昔前になってしまったなと、
訃報を受け、改めて思ったので、そのことについて、まとめてみようと思う。

最近でも、「半沢」や「逃げ恋」など
話題になるドラマは出るけれど

田村正和がテレビドラマで活躍していた頃のような、賑わいはもはやない。

テレビドラマ全席期
「次の月9は何?」なんて、職場や学校で話題になっていた頃、
その中で、トップを走っていたのが、
田村正和とキムタクだろう。

キムタクは今でも現役だが、当時の勢いはない。
時代が変わり、さすがのキムタクも厳しそう

年齢的な差もあるが、田村正和は
そのキャリアの後半に、このシリーズがあり、代表作となったこと、
静かにフェイドアウトしていったのも
田村正和らしく、カッコいい!

僕は、最近の三谷幸喜映画は好きではないが、
テレビドラマにおける役者さんの使い方のうまさは、彼に敵うものはいないと思っている、

まさに、田村正和のためだけに作られたドラマシリーズ。

今再放送などで見返してみると、
推理ものとしては穴だらけなんだけど、

それも承知で作られている気もする。

そんなことより、田村正和を見て、
毎週変わるゲスト犯人と、古畑の対決を
愛でる作品なんだよ、って三谷幸喜が
作った?無表情で語っているようすが浮かぶ😃


テレビドラマの演技と、映画の演技との違い

それは、アップと毎回ごとの決め演技だと思う。

テレビの演技は、アップを多用し、歌舞伎
の決めに似た演技を求められる。

このシリーズはまさに、そんなテレビドラマの演技の、田村正和の演技の特性を
十二分に生かした作品だと言える

田村正和、古畑任三郎が映えるのは、
地位の高い人、特にキャリアのある美人
との絡みの時に最高潮に達している。
木の実ナナなんて、いい関係だったな😃

そして、箸納めの西村雅彦!楽しいな😃

そんな田村正和だが、映画への出演はあまりない。
多分、ご本人が映画には合わないと自覚されていたんだろう。

そう、まだこの頃は今より映画とテレビの棲み分けがあったような気がする。

テレビ向きの北川景子は映画には合わない、アップと決めの演技は映画だと大味に映ってしまう。

広瀬すずや松坂桃李や佐藤健、菅田将暉、二階堂ふみは、テレビには出ないで欲しい、映画に専念させてあげてください!

ちなみにテレビドラマのスコアの最高は、4.0です
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