ひでGさんの映画レビュー・感想・評価

ひでG

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ある閉ざされた雪の山荘で(2024年製作の映画)

1.9

これは、んん、これは辛かったなあ、、
映画館で観るつもりは元々なかったけど、
んん、観てたら、最後まで座ってられなかったかもしれない。

原作は未読なのだが、ネットで調べると、
ほぼ原作通りらし。原作
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ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.5

監督のマギー・ギレンホールって、あのジェイク・ギレンホールのお姉さんなんですね。
女優としての出演作は未見ですが、「ダークナイト」にも出ていて、他作でアカデミー助演女優賞にもノミネートされていたんです
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.2

僕は「インサイドヘッド」が大好きです。
人間の頭の中の感情という無形のものをキャラクターにし、スリリングなエンタメとしても成立させ、しかもひとりの少女の成長とそれを支える家族の感動のドラマに仕立てた、
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.7

大沢誉志幸の代表曲からインスパイアした(のかな?)元々は、監督三浦大輔、主演
藤ヶ谷太輔主演で2018年に舞台化されたもの。それが大好評で映画化して!の声も高まり、2023年公開された。今回はアマプラ
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Winny(2023年製作の映画)

3.9

もう配信で観られるの?!劇場で観たかった邦画シリーズ②

昨年公開された本作。気になっていたので、その時は予告編をチェックしていました。

Winny事件については、全く知りませんでした。
劇中、アナ
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

もう配信で観られるの?!劇場で観たかった邦画シリーズ①

日曜の朝に観たのですが、その日1日と今日も職場に行く途中の自転車でこの映画のキーになるあの曲を自然に口ずさんでいました!
カラオケ行った次の日
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オーソン・ウェルズが遺したもの(2018年製作の映画)

3.4

「マンク」を観たので、それに関連してこれを観てみました。
史上最高の映画に選ばれた「市民ケーン」を25歳で撮ったオーソン・ウェルズが
晩年にカムバックを目指して「風の向こうへ」という映画を撮影している
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ラーゲリより愛を込めて(2022年製作の映画)

3.5

んん、惜しいなあ、、

戦争は1945年8月15日に終わった訳ではありません。
本作で描かれるように敗戦から11年も抑留されていた人たちがいたからです。
シベリアには、60万近くの方々か抑留さられ、そ
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MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.8

僕は結構面白かったんだげ、みなさんの評価は低いですね、、

確かにクライマックスで出てくるあれが
あれを繰り返してあれする💦シーンは、悍ましく、グロテスクで、しつこい。
追われているはずのハーパーも観
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パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.3

ダイナミックな歴史や鋭くえぐる社会性や大スペクタルのスリリングさはないですが、こーゆー映画をチョイスして、感動できた日には、映画ファンで良かったなあと心から思います。

アカデミー作品賞・脚本賞にノミ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.8

Netflix制作。配信会社が作った作品第2弾

これもサブスクの特徴が表れた映画です。

世界最高映画に選ばれたこともあるオーソン・ウェルズの「市民ケーン」誕生秘話。
「市民ケーン」の共同脚本家マン
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

配信会社制作作品を2作。
まずは、アマプラ制作、本年度アカデミー脚色賞受賞作品。
原作「イレイジャー」を本作の監督コード・ジェファーソン自ら脚本も書き、監督第1作目の本作でオスカー!
きっとこの後、有
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.3

レビューの語彙がまだまだ足りない僕、
凄い!好き!良い!みたいな単純なワードを使い回してしまうのですが、、
これは、凄いよ!凄い映画体験だった!
凄い!の意味合いもひとつじゃないんだ。何層にわたって凄
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.0

人(僕)はなぜ韓国映画に魅せられるのか?
多分、観客のリクエストにきちんと応えてくれるからだろう。しかも、そのリスエストに特化してくれる。

今日は胃に優しい和食を食べたいなっていうお客さんに、サービ
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ビニールハウス(2022年製作の映画)

3.9

3月初の平日休み。なんと!韓国映画のハシゴ。甘いと辛いのコリアン料理をたっぷり堪能した1日でした!

まずは、激辛料理から。
宣伝コピーが「半地下はまだマシ」
んん、「パラサイト」とは、外見は似ている
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街の上で(2019年製作の映画)

4.0

恋愛をテーマにした上質コント、例えば東京03とかジャルジャルを観ているような感じ。
何てことはない、言ってしまえばどうでもいい話が連なってるだけなんだけど、心地よい映画時間を与えてくれた、爽やかな春風
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

4.0

これ以上ない完璧の12分!

12分なので2回以上観ることをオススメします!
僕は2回目は、最初からもう涙の洪水で、ずっと12分間、涙腺決壊でした。

2021年アカデミー短編アニメ賞受賞作。
この賞
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ティル(2022年製作の映画)

4.1

昨年後半に確か地元のイオン系で1日1回上映で公開していた。その時も観に行きたかったが、あっという間に配信され、さっそく視聴。
でも、こーゆー実話のつら〜いお話はやはり
映画館で観た方がよいなって改めて
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.2

配信時代には短編映画のニーズも増すだろうね。
忙しい日々の中で2時間以上の作を一気に観るのはなかなか難しいから。
そう、僕も平日は早朝以外じっくり観る時間がない中、一気に観たいので本作の40分は
あり
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ヴィーガンズ・ハム(2021年製作の映画)

3.6

ブラックユーモアにもほどがある!(批判してるんじゃなくて、ただこのフレーズが使いたかっただけです🙏)
振り切ってる映画は潔く、面白い!(面白いと言っても、クスッとする抑えながらの笑いですが、、)

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パーフェクト・ドライバー/成功確率100%の女(2020年製作の映画)

3.6

「パラサイト」のパク・ソダム主演のカーアクション映画。

皆さんがご指摘しているように、お話的には、いろんなハリウッド映画をくっつけたような内容ですが、アクションの見せ方・盛り上げ方は、本家ハリウッド
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聖なる証(2022年製作の映画)

4.1

フローレンス・ピューが観たくて、複数の候補ネトフリ作品の中からチョイス!
偶然みたいに選んだ作品がとても良作だった時の喜びは大きいなあ!

昨日観た「砂の惑星 PART」にも重要な役で出演していたフロ
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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

どう書けば良いのだろう。
映画館が完全にD une(砂の惑星)になっていた。宇宙旅行に行ってきたような、観たもの聴いたものに圧倒され続けたあの時間をどう言葉にすればよいのか分からない。

自分もパート
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

何故なんだ?俺!
2020年公開なら劇場で充分に観れる機会があったのに、、何故未見?何故、関心がなかった?
どこかに興味関心を阻害する壁があったんだね。どこかから聞こえてきた難解の噂に怯んだのかもしれ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

フィンランドのダイ・ハード男。

短いチャットに分かれて、端的にそこで起こることを記し、どんどんアクションが進むテンポの良さ、 

余計な説明セリフを最小限にし、特に回想シーンを入れなかったのはグッド
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名探偵登場(1976年製作の映画)

2.8

納屋から古い玩具が出てきたような映画。
でも、さすがに48年前の古びた部品の高価じゃない品なので、今出てくるとかなり見劣りがしてしまう。
作った当時は、制作者としては、ノリでパーツをあれこれ組み合わせ
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伯爵(2023年製作の映画)

3.5

以前観たジャック・レモン主演の「ミッシング」。クーデター政権により息子が拉致監禁されているのではないかとジャック・レモンがやってきた国がチリだった。そして、そのクーデターを起こした独裁者が、この映画の>>続きを読む

日本の黒い夏 冤罪(2000年製作の映画)

3.9

1994年6月27日、深夜、松本市で有毒ガスが発生し、8人が死亡、200人以上の人が中毒症状を起こす大事件が起きた。
警察は第一通報者の河野義行さんを殺人容疑で家宅捜索、任意同行を求めたことから、マス
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八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

1991年、黒澤明監督遺作前の作品。
公開時から少し経ってレンタルで観たのかな、記憶が定かではないが、初見時は、モヤモヤした感じが残ったが、それは今回も変わらず、何か定まらない印象が増した。

パッケ
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パレード(2024年製作の映画)

3.5

ネトフリ今月のイチオシ配信日本映画。
キャストが豪華!
長澤まさみ・横浜流星・坂口健太郎・リリーフランキー・寺島しのぶ・田中哲司
森七菜・黒島結菜・舘ひろし、、

これだけのキャスト揃えられるんだね、
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

評価が分かれてますね。ここ数年のパルムドールは、好き嫌いがはっきりする作品が多いですね〜

映画鑑賞というより、自分も裁判員か陪審員で裁判に参加しているような体験でした。

嫌いではないし、緊張感を保
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.7

監督の加藤拓也さんってまだ30歳なんですね。高校生の時から演劇の演出をやって脚光を浴びていて、その後演劇界では賞を取るなどかなり評価されてきたとのこと。
そんな加藤拓也さんの長編映画監督(脚本)のデビ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

「コヴェナント」の意味は、「絆」「約束」もあるが、最も主なものは「契約」
本作は「絆」と「契約」の真ん中あたりのニュアンスで、実にちょうど良い!(詳しくは後述します)

とても面白かった!いろんな意味
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

他配信へのアマプラの3月攻勢!
昨年度の話題作早くも配信!
別のもっとしっとりした作品を観たかったのに、真逆の映画を観ている休日の朝☀️

でも
予想以上に良かったです!
昨年、午前10時の映画祭で再
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.1

昨年、アマプラでたくさん観たアキ・カウルスマキ監督作品。正直、何を観たのか整理つかなくなっちゃった😅

アキ・カウリスマキ監督のキャリアの中でも本作は大切な1本。カンヌでグランプリを獲得し、世界的にも
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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.6

映画の嗜好、評価は人によって違うから面白いんだけど、年末年始のベスト10みたいな並びを眺めると、人それぞれと思いながらも、心の奥の方で納得いかない気持ちが湧き上がることもたまにある?よね、、

それが
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