ひでGさんの映画レビュー・感想・評価

ひでG

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デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.4

どう書けば良いのだろう。
映画館が完全にD une(砂の惑星)になっていた。宇宙旅行に行ってきたような、観たもの聴いたものに圧倒され続けたあの時間をどう言葉にすればよいのか分からない。

自分もパート
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DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.1

何故なんだ?俺!
2020年公開なら劇場で充分に観れる機会があったのに、、何故未見?何故、関心がなかった?
どこかに興味関心を阻害する壁があったんだね。どこかから聞こえてきた難解の噂に怯んだのかもしれ
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SISU/シス 不死身の男(2022年製作の映画)

3.9

フィンランドのダイ・ハード男。

短いチャットに分かれて、端的にそこで起こることを記し、どんどんアクションが進むテンポの良さ、 

余計な説明セリフを最小限にし、特に回想シーンを入れなかったのはグッド
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名探偵登場(1976年製作の映画)

2.8

納屋から古い玩具が出てきたような映画。
でも、さすがに48年前の古びた部品の高価じゃない品なので、今出てくるとかなり見劣りがしてしまう。
作った当時は、制作者としては、ノリでパーツをあれこれ組み合わせ
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伯爵(2023年製作の映画)

3.5

以前観たジャック・レモン主演の「ミッシング」。クーデター政権により息子が拉致監禁されているのではないかとジャック・レモンがやってきた国がチリだった。そして、そのクーデターを起こした独裁者が、この映画の>>続きを読む

日本の黒い夏 冤罪(2000年製作の映画)

3.9

1994年6月27日、深夜、松本市で有毒ガスが発生し、8人が死亡、200人以上の人が中毒症状を起こす大事件が起きた。
警察は第一通報者の河野義行さんを殺人容疑で家宅捜索、任意同行を求めたことから、マス
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八月の狂詩曲(ラプソディー)(1991年製作の映画)

3.5

1991年、黒澤明監督遺作前の作品。
公開時から少し経ってレンタルで観たのかな、記憶が定かではないが、初見時は、モヤモヤした感じが残ったが、それは今回も変わらず、何か定まらない印象が増した。

パッケ
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パレード(2024年製作の映画)

3.5

ネトフリ今月のイチオシ配信日本映画。
キャストが豪華!
長澤まさみ・横浜流星・坂口健太郎・リリーフランキー・寺島しのぶ・田中哲司
森七菜・黒島結菜・舘ひろし、、

これだけのキャスト揃えられるんだね、
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

評価が分かれてますね。ここ数年のパルムドールは、好き嫌いがはっきりする作品が多いですね〜

映画鑑賞というより、自分も裁判員か陪審員で裁判に参加しているような体験でした。

嫌いではないし、緊張感を保
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わたし達はおとな(2022年製作の映画)

3.7

監督の加藤拓也さんってまだ30歳なんですね。高校生の時から演劇の演出をやって脚光を浴びていて、その後演劇界では賞を取るなどかなり評価されてきたとのこと。
そんな加藤拓也さんの長編映画監督(脚本)のデビ
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コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.1

「コヴェナント」の意味は、「絆」「約束」もあるが、最も主なものは「契約」
本作は「絆」と「契約」の真ん中あたりのニュアンスで、実にちょうど良い!(詳しくは後述します)

とても面白かった!いろんな意味
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ヴァチカンのエクソシスト(2023年製作の映画)

3.7

他配信へのアマプラの3月攻勢!
昨年度の話題作早くも配信!
別のもっとしっとりした作品を観たかったのに、真逆の映画を観ている休日の朝☀️

でも
予想以上に良かったです!
昨年、午前10時の映画祭で再
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過去のない男(2002年製作の映画)

4.1

昨年、アマプラでたくさん観たアキ・カウルスマキ監督作品。正直、何を観たのか整理つかなくなっちゃった😅

アキ・カウリスマキ監督のキャリアの中でも本作は大切な1本。カンヌでグランプリを獲得し、世界的にも
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冬薔薇(2022年製作の映画)

3.6

映画の嗜好、評価は人によって違うから面白いんだけど、年末年始のベスト10みたいな並びを眺めると、人それぞれと思いながらも、心の奥の方で納得いかない気持ちが湧き上がることもたまにある?よね、、

それが
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かがみの孤城(2022年製作の映画)

4.0

テレビ放映を録画し、久しぶりに妻と一緒に視聴。
原作は本屋大賞最多得票を獲得した辻村深月さん。未読なので早く読んでみたい!
監督はアニメ界の巨匠原恵一さん。
制作は「心が叫び合っているんだ。」の
A-
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.6

セクシー描写強めの今泉力哉映画みたい。
と言うか、今泉監督作品かと思っていた。
このタイトル、このパッケージ写真!まさに今泉映画だ。
で、もう一度スタッフ見たら、やっぱ今泉力哉が脚本に加わっている
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カラーパープル(2023年製作の映画)

3.9

「ボー〜」とどっちか悩んだ。
僕の見ているのは何だ?みたいに迷いながら進む道も楽しいけれど、今日は王道をゆっくりした気持ちで歩きたい気分。
そう、行先がはっきり分かる道を行きたくなって思って、本作をチ
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パルプ・フィクション(1994年製作の映画)

4.2

私は、以前観た映画を時が経ってもう一度観直すことを「再見」と呼んでいます。 
初見時からかなり時間が過ぎている「再見」では、新しい発見や感情が出てくる場合も多いです。
「あの頃、あんなに好きだったのに
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梟ーフクロウー(2022年製作の映画)

4.0

映画館鑑賞8本目。その中で3本目の韓国映画!韓国映画への信頼感は年々増しています。
そんな中で昨年度韓国で映画賞最多受賞作と聞いたら、観ない訳にはいかないですよね。

このポスターと「あなたはこの暗闇
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由宇子の天秤(2020年製作の映画)

3.8

町山さんが公開前にラジオで熱く語っていた時、僕は山奥に住んでいたので、いつかレンタルで観たいなって思っていたのが、今回配信に入っていたので喜び勇んで視聴しました。

配信や公開作でも、最近僕が選んだ日
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

監督と皆さんの高評価への信頼からチョイスしました。
予告編を見ただけでは正直どういう映画なのかイメージがわかなかった。病気を抱えている同士の話だということだが、予告編のセリフが淡々と聞こえてきて、、
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終わらない週末(2023年製作の映画)

3.4

以前も書いたが、Netflixはパッケージの作り方が上手い!(アマプラしか知らないからそことの比較ですが、、)
作品の並べ方、パッケージの写真、アカデミー賞候補などのミニ宣伝、作品のジャンル分け、どれ
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戦場のピアニスト(2002年製作の映画)

4.4

素晴らしい映画です。再見ですが、食い入るように壮絶なビアニストの運命を2時間半追体験し、心に強く刻み込まれました。

お恥ずかしいですが、駅でキャラメルを家族で分け合って食べるシーン(あれが最後の家族
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コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

4.2

わあ〜このタイトル写真、思い出してまた涙が出てしまいそうです。

平日休みをフル活用してのハシゴ鑑賞。「ストップメイキングセンス」での興奮をヒューマントラストのロビーで心を落ち着かせながら静かに待って
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ストップ・メイキング・センス 4Kレストア(1984年製作の映画)

4.1

平日休を使って、日比谷TOHOで観ました。
本当はIMAXで観たかった(聴きたかった)けど、大きくてキレイなシアターで堪能してきました。
僕は音楽的な(特に洋楽)知識がなく、タイトルと「何か凄いライブ
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大河への道(2022年製作の映画)

3.0

どういう話で、どういう方向に進み、どういうゴールに達するか、それらがまあ何となく見当がつく映画があります。
それらを好んで観る映画ファンも少なくありません。その方々は、洋画より邦画に多く、男性より女性
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彼方に(2023年製作の映画)

3.5

アカデミー短編実写映画賞ノミネート作品。この部門は殆ど目立たないし、なかなか公開されることも多くないので、Netflixのおかげで観ることができました。

短編でデビュー、あるいは短編が注目されメジャ
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ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)

4.2

このところ凡作鑑賞が続いたので、これはやっぱりレベルが違う!
YouTubeで映画評論家さんが「デル・トモの余裕しゃくしゃくの横綱相撲!」って仰っていたが、その通りの見事なエンターテイメント!映画の面
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Fair Play/フェアプレー(2023年製作の映画)

3.3

本当は別作品を観る予定でしたが、一気に観る時間がギリギリだったので、いつもNetflixの初期画面で見ていた本作をチョイス。(いつも目にする「終わらない週末」も今週末あたり見るかも、、)

さて、配信
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そばかす(2022年製作の映画)

3.7

平日休みの朝、公開時から気になっていた日本映画をゆったりと観ることができました。良作でした。

個人的なことですが、成人している僕の子ども達は皆独身だ。それに対して、妻方のお母さんや妹は、「早く結婚で
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罠 Deep Trap(2015年製作の映画)

3.2

映画ことわざ 「ポツンと一軒家にマ・ドンソク!」(意味、絶対近寄ってはいけない。)
僕は日曜8時は、リアルタイムで大河ドラマを見たいんだけど、妻が「ポツンと一軒家」を見ているんです。
で、いつも思って
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アムステルダム(2022年製作の映画)

3.0

公開前の宣伝では、「アカデミー賞候補!」みたいな売りだったのに、蓋を開けてみると、評判が芳しくなかった本作。配信されていたので、軽くチョイス。

んん、あかんわ、、この感じなんか乗れないし、好きくない
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アントニオ猪木をさがして(2023年製作の映画)

2.7

がっかり映画パート1
今は、殆ど見ないけれど、プロレスはかつて見ていたので思い入れは多少ある。
アリ戦もリアルタイムで見たし、その翌日、学校で「つまんなかったなあ〜」て話した記憶もある。だから、レスラ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.2

いやあ〜面白かったです。「面白い」は、たくさんの意味を持っている褒め言葉ですが、この面白さは、映画(物語)が常に私達の先、先に進み、それを必死に追いかけて、追いかけている途中に見たことのない風景や感じ>>続きを読む

ビヨンド・ユートピア 脱北(2023年製作の映画)

4.3

同行の撮影隊の手持ちカメラやスマホで撮られた深夜、森林の中の逃亡。
最近観たどんな実写映画、サスペンス映画より、心臓がバクバク、脂汗がドクドクと出てきそうな感覚に陥った。

脱出というシュチュエーショ
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二つの光(2017年製作の映画)

3.8

お恥ずかしい話ですが、監督名をポン・ジュノと早とちりしてました💦

改めてホ・ジノ監督の作品名を見てると、
「恋愛映画」が多いことに気付きました。未見ですが、「八月のクリスマス」や「四月の雪」はタイト
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