性自認や宗教観、国家に根付いた男尊女卑思想といった哲学的な要素をふんだんに織り交ぜた異色のSF群像劇で、かなり挑戦的な内容だった
国家も人種も違うそれぞれのキャラクターの人生が、1つの能力(?)をきっかけに少しずつ交差していく様子には群像劇特有のワクワクがあったし、この作品の規模でこれを成立させちゃうのがとにかくスゴい
ただ、シーズン1の序盤は登場人物達の性格や生い立ちを視聴者に紹介するといった繋ぎのような側面が大きく、話もそんなに動かないから割と飽きてくる(ゲースロのS1に似た作りで、後半はちゃんと盛り上がります)
とりあえず殴っときゃいいだろみたいな短絡的な思考で揉め事を解決したりと細かい部分が大味なのは気になったけど、勢いと壮大な世界観にゴリ押しされてイッキ見してしまった