どんとこい侍

協奏曲のどんとこい侍のネタバレレビュー・内容・結末

協奏曲(1996年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

2022年4月、Paraviで一気見。

砂浜に打ち上げられたタキシード姿の田村正和氏(ズブ濡れ)。登場からもう面白い。そして2人の若者の運命を変えていく。てか船から海に落ちて良く生きてたな?なにこれ?少女マンガかな?

若き日の木村拓哉さん、すでに「国民がイメージする木村拓哉」が完成していてあっぱれ。建築のことでは本気になるのに、彼女のことはあっさり手放して話し相手みたいな良き友になったりする。建築家になる夢や田村氏演じる海老沢との師弟関係の方が大切なのかな…

宮沢りえさん、とても可憐な方なんだなと知った!まばたきさえ綺麗。泣いていたら放っておけないのも納得。(近年舞台のお仕事に専念されてるせいか、リアルタイムでドラマに出ているのを見たことがなかった。)
話し方もおっとりしてて仕草に心が籠ってるから、貧乏生活でも働き者で溌剌としていて可愛らしいし、お金持ち生活の華やかさが似合いつつも寂しがり屋の哀しさが滲んでる。もっと話し方がズケズケしてたり仕草がサバサバしてたら、ただの二股女の謎ドラマに終わるところだったなと思う笑

終盤、火事で家を失ったから自力で建てようとする家族(素人)に遭遇するくだりが愉快だった。マンガかな?