長年見たかった大昔のドラマをようやく見た。
何度も読み直している私の1番大好きな小説(白い巨塔と1位タイ)
一体あの壮大な物語をどう映像化してるんだろうと思ってたけど、基本父子の話に焦点を当てているから、製鉄所の細かい描写とかは描いてないところも。
それでもあの長い半生の映像化、すごい。
そして一心役の上川さん、父母妻娘みんな中国人キャストの中、家族の会話を中国語で繰り広げ、日本語と中国語だったら中国語のセリフの方が多いくらい。
中国語で涙の心情シーンも。すごすぎた
馮長幸が裏工程表を盗んだ言い分として自分の父親が日本人に殺されたっていうのは完全にオリジナル。びっくりしたけど、映像化するにあたっての偏り過ぎない配慮だったのかなあ
大きな夕日の前での丹青とのキスも抱擁になってた。
エンディングも。
山崎豊子はこの小説を書くのに8年の取材を重ねてあの緻密な小説を書き上げていて。
映像化の仕事をする人間だって短い準備期間で突貫工事のようにものづくりをして良いわけない。
これはすごく良いドラマでした。大地の子