ヒメ

愛していると言ってくれのヒメのレビュー・感想・評価

愛していると言ってくれ(1995年製作のドラマ)
5.0
脚本 北川悦吏子

去年秋冬社会現象となったドラマ『silent』

私の周りでもその現象は起きていた!
当時の合言葉は いまえびす(今恵比寿)
友達全員目黒廉に沼化し
わたしもすすめられて観たけれど
最終話に近いCDばら撒いたシーンで
やめてしまい。体の機能のハンデというのは
自分の努力でどうにかなるものじゃないから
見ていてこんなにつらいものはない。
("最終話は良いからちゃんと見てー!"
と言われてやっと観た目黒廉て笑った顔が
いいよね☺︎ )

似ている作品てことで見つけたこちらは
30年位前の古いドラマ
なのになんでかsilentよりハマっちゃった
30歳の画家と女優を目指す20歳女子の
ラブストーリー。だけど出逢いによって
成長する男と女のお話しでもある

"私たちはたくさんことばを喋るけど
本当に伝えたいことを
ちゃんと伝えられているのでしょうか?"

「耳の聴こえないあなたとわたしは
そんなにちがうの?だったらわたしは
あなたをわかりたい。知りたい!」

常盤貴子さん演じる紘子の行動に
初めは何度もはらはらする。
私もハッキリ言う性格だから
気をつけなきゃいけないな
でも天真爛漫な紘子に私はずっと共感

ことばって空気を読みすぎたり
タイミングが合わなかったり肝心なときに
のみこんでしまったりする物だけど
自分のことを理解してもらうため、
そして相手をわかりたいという想いを
ストレートに伝える紘子といたから
主人公は幸せを感じられるようになって
いったんだとおもう
(まあ、20歳だし若いしういういしく
みえたのかもといっちゃだめ野暮)

自分の心の底にあった正直な想いを
再会した母に伝える7話は号泣してしまった
耳のせいだけではない深い闇を持つ主人公が
次第に笑顔を見せていく所とてもすき

終盤は主人公の元カノが悪戯をしたせいで
ふたりに距離が(晃次やさしいすぎる)

紘子の"信じる、信じれない"が
交錯するんだけどこれって仕方ないよね
だって "信じる"って
本当はとても孤独な作業だから。

一度は別れるけど(もう裏切れないよね、
そうなるよねーっていう展開。でも
紘子は誰かに頼らず自分で考える、という
ことを学んだ)
3年後にまた同じ場所で出逢うというラスト
受賞した絵画もアレってめっちゃベタ!
林檎の木のところのラストもベタ!!
でも私はすごい好き。そしてドラマを彩る名曲
〈愛しているといってくれ〉
↑そのシーンあった!!💝
ドリカムってあんまり聴かないけど
毎回絶妙なタイミングで流れるあの曲
やっぱり名曲!


🌸個人的お気に入りの晃次さんの心の声

✎*┈┈┈彼女の涙は僕の無色透明な心に
空色の絵の具を一滴垂らしたように
広がっていった┈┈┈ *

"僕のことばを覚えてくれてありがとう"


すてきすてきすてき!

豊川悦司さんなんであんなにかっこいんだろ。

(時々カマキリに見えたけど)
(かっこいいからそれはどーでもよくなる)
ヒメ

ヒメ