このレビューはネタバレを含みます
ついに迎えたファイナルシーズン。
ラストはここまで並走してきた視聴者であれば予測が付くところではあるが、アフガニスタン帰還兵の元海兵隊員で孤独な男であったバリーが、最終的にはその罪を免れ、悲劇の英雄として記憶されるという過去の改変で多少はバリーの人生も浮かばれるだろう。
ジム・モスは娘を殺された被害者なのだが、軍隊仕込の拷問テクニックをジーンにまで使うため決して善人とも言えない存在なのが上手い。
父のやり方を批判していたジャニスの通り、事件の顛末を間違った形で帰結してしまうのも皮肉だ。
コメディでガードが下がったタイミングでシリアスさを叩き込んでくる素晴らしいドラマシリーズでした。