タロ

29歳のクリスマスのタロのネタバレレビュー・内容・結末

29歳のクリスマス(1994年製作のドラマ)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

放送当時、夢中になって見ていました
若かったし、時代も違って、典子、彩、賢のセリフが新鮮で、いちいち心に刺さりました
今では使い古されている

自分を好きになる=幸せ

という定義が、若かったぼくには、新たな発見でした
彩が不倫相手に別れを告げる際に
あなたは、ステージが変われば、そこにふさわしい女を選んでいく、橋が壊れたら、わたしは戻ってこれないもの(すみません、うろ覚えです汗)
みたいなことを言ったのが妙に心に残っています
人に幸せにしてもらうのではなく
自分自身が、あちこち傷つきながら、自分の足で幸せを掴みとっていく
男女でも、戦友のようになり(それが難しいこともあったけど)
自分の幸せも、時には自分を蔑ろにして、友達の幸せも大切にして
女性が、男社会に毅然と立ち向かっていく
典子が、自分がしたかった仕事ではないのに、異動させられて、でも、周りが評価してくれて、ヘッドハンティングのオファーがきて、もしかしたら、この仕事は自分に向いているのかもしれないって気づいて、そこで頑張ってみようと思って
まだ働いて間もない自分には、ピンとこなかったけど

やりたいこと、と、向いてること、って違うことがある

もう、ドラマから何十年も経つのに、女性が社会で輝くには障壁も高く、わたしたちは何をしていたんだろう、とがっかりしますが、当時、これらの考え方を示された鎌田敏夫氏は凄い脚本家だな、と改めて敬服しています
そして、マライアの、主題歌!
街にこのイントロが流れると、ウキウキして、あぁ、今年も1年早かったな、って思います!
タロ

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