
ビーストの攻撃により殺されたと思われたアリスたちだったが、アリスが事前に得ていたエンバーの神の力によりアリスは復活。そしてアリスがエリオットとマーゴを生き返らせ、ペニーの手の傷も治療した。その後合流したクエンティンと今後どうビーストと戦うか話し合うが、ついに万策尽きたと途方に暮れる。 そんな中、本の中でルパート・チャットウィンがホワイトスパイア城にあるアーマリーという書庫で本を読んだあと、第二次世界大戦の戦いに参加したという話をクエンティンが思い出す。そのアーマリーでルパートが戦争を勝てるぐらい強力な攻撃の魔術の情報を得たのかもしれないと考えたクエンティンたちはホワイトスパイア城へ向かう。地球ではジュリアが狡猾なレイナードへの復讐に燃える。ジュリアがビーストを殺害できるナイフを所有していることから、ビーストはやむをえずジュリアに協力することになりレイナードの殺害に向け共に行動する。ビーストは人間の心の中にある、「陰」と呼ばれる痛みを感じる箇所を取り除けば苦しみから解放されるとジュリアの心の「陰」を取り除こうとするが・・・。
神アンバーとエンバーを殺してしまったため、「古の神」により魔法の力を切られた世界では、徐々にその影響が出始めていた。そんな魔法が失われた世界で、クエンティンはなぜかジュリアだけが魔法を使う…
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