よーすけカサブランカス

ウエストワールド<セカンド・シーズン>のよーすけカサブランカスのレビュー・感想・評価

4.4
ウェストワールドが造られた本当の目的、フォードとアーノルドがホストに何をさせたかったか(してもらいたかったか)が明らかになるシーズン。
ホスト側は復讐に燃えるドロレスと作られた記憶だと自覚しながら娘を求めるメイブ側に分かれる。メイブはホストのコードを自由に書き換えられる力を手にしながらホストの自由意志を尊重する、という選択をするが、ドロレスはテディを書き換える、という対比。テディは自由意志を重んじてああいう結末を選んだということになる。悲し。
この作品において最もメタ視点にいたフォードは、死してなおウィルスとしてバーナードを操る。そして物語の核心めいたことを語ってくれる。前シーズン同様無害そうなエルシーをかなり敵視しているのが気になる。
人間のコードは非常に単純という冷たい視点も個人的には好き。
先住民のアキチタが妻を探す旅に出るE8はS1の謎も解け、かなり感動的だった。