ドスティ

THE WIRE/ザ・ワイヤー シーズン1のドスティのレビュー・感想・評価

4.6
完走。
サクセッションことメディア王が今年ベストどころかオールタイムベスト級で何を観てもローマンの面目躍如とかケンダルのオネスティの事を考えてしまうので、米TV史上最高のドラマと名高いHBOの傑作に遂に手を出したら、度肝抜かれるほど面白かったわ…。

徹底したリアリズムで複雑に絡み合うアメリカ社会の問題を切り取る今作が20年前放送とは…!

国から家族に至るまで人は組織の呪縛から逃れられず、警察も麻薬グループも司法も政治も腐っていく。
刑事と犯罪者はいても善人も悪人もなく、選択肢が無かった人間がいるだけ。

各登場人物の描写が素晴らしい。
特にオマールは深い役柄とマイケル・ケネス・ウィリアムズ(急逝悲しい…)のカリスマ性溢れる名演により屈指の魅力あるキャラ。

繊細で幼さの残るマイケル・B・ジョーダンは既にスターのきらめきが。
眼鏡のイドリス・エルバ様は知的セクシー過ぎ。
笑い所もあり、Fuckのみで会話する現場検証は抱腹絶倒。
ドスティ

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