たま

101回目のプロポーズのたまのレビュー・感想・評価

101回目のプロポーズ(1991年製作のドラマ)
4.3
純愛三部作。『素敵な片思い』、『東ラブ』ときてコレが最後。騎兵隊三部作で言う所の『リオ・グランデの砦』、尾道三部作で言うと『さびしんぼう』。さびしんぼうに繋がるショパンの「別れの歌」が何十回も変奏されながら流れる〜。そういやオープニング、あの時代しかない低クオリティCG、クセになる。大林宣彦もああいう質感の作るよね〜。途中、浅野温子が自転車で地元の浜松をかっ飛ばすので、尾道を通学する富田靖子だ!!と少しテンション上がったけど流石に違うかな。えへへへ。

視聴者からの「短髪で清潔感があって私は好き」、「ロン毛ってかっこいい」など、外見をどんなフェティッシュからも逃れる絶妙な毛量にさせられた武田鉄矢。頑張った!!

野島伸司脚本もこんなラブストーリー書けたんだな!アタシは、この後のシリアス野島しか知らないもんですからね。坂元裕二もトレンディドラマにぶち込まれると台詞がその後の作品に比べて軽薄に聞こえたんだけどこれは全然よかった。

・「僕は死にません」のシーンは全然最終回じゃない、中盤に出る。
・「僕は死にましぇん」とは言ってない
・「僕は死にません」はワーキャー、それを受けた浅野温子「私を幸せにしてください」が玄人ウケ


就活受かったらお台場のカラオケに皆さん集めて僕が『LALALA LOVESONG』『幸せな結末』『SAY YES』を歌ってみんなに聴かせるので来てね。
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